妊娠してお腹が大きくなってくるにつれて、今までなかったはずの痛みや違和感が出てきやすくなります。
多いのは、腰痛、足のむくみですが、中には恥骨痛や、股関節に違和感を感じることも。
今回はその股関節の違和感について。
先日来られた妊婦さんは妊娠9か月。
腰痛の他に『股関節がグラグラする』とおっしゃっていました。
なんでこうなるかというと・・・
妊娠後期になると、身体も出産の準備をしていきます。
通常、骨盤は靭帯でガッチリと固定されていますが、出産間近になると、赤ちゃんの通り道を確保するため骨盤は緩むといわれています。
本来、股関節が正しく機能するためには、骨盤の『安定性と少しの可動』の両方が必要ですが、この時期はその安定性が失われていきます。
ですから、歩くときに股関節にかかる負担を分散できず痛みを感じるようになったり、安定感のないグラグラしたかんじになるんです。
こういう場合、骨盤の安定性を高める必要があります。
それには、産前産後用の骨盤ベルトが最適です。
お腹の下の方に巻くので、赤ちゃんにも負担はありませんので、安心してください(^_^)
骨盤をギュッと締めてあげれば、安定感が増し、股関節の負担も軽くなります。
多くの方の場合、出産して骨盤が元に戻ると、この股関節の違和感は自然となくなります。
だけど、もしその後も症状が続くようでしたら、必ず施術にいらしてください。