引っ越し後に咳が止まらない

症例・症状ブログ

名古屋千種区本山のテソラ治療院

当院では、アレルギーや過敏症の症状でお悩みの方に向けての施術を行なっております。

その場合は、アレルギー・過敏症治療(アラテックセラピー)のコースで対応しています。

 

今回ご紹介するのは、10代女性の喘息の症例です。

 

今年の4月にから喘息を発症しました。

5月に数週間、海外に行く機会があったそうですが、海外にいる時は全く喘息の症状は出なかったそうです。

しかし、帰国後にまた喘息の症状が出てきました。

症状の改善がみられないため、当院に来院されました。

 

海外にいる時には症状が出なかったことを考えると、日本での生活の中の何かに反応していると考えられます。

 

症状が出るきっかけをお伺いしたところ、引っ越しがありました。

4月に引っ越しをして、それから症状が出始めたようです。

 

引っ越しにあたり、自分の部屋の壁を【漆喰ベース】で塗ったそうです。

漆喰ベースとは、外壁モルタル、コンクリート下地への漆喰施工を美しく、早く仕上げる漆喰専用下地材のことです。

 

自分の部屋に入り、窓やドアを閉め切ると、特に、漆喰ベースの匂いがとても気になるということでした。

そこの部屋にいると、特に喘息が発症しやすいため、夜はリビングに寝たりしているということでした。

 

使用した漆喰ベースの成分を調べたところ、「消石灰」が主成分でした。

『からだに優しい天然系素材で作られている』というので、こちらの商品にしたようでした。

 

消石灰は、食品添加物にも使われますので、本来は口に入れても問題がない成分です。

実際に、ご両親は、特に匂いも感じないし、体調も悪くはなりませんでした。

 

それ自体が良いものであっても、脳が【悪いものだ】と間違って認識されてしまうことがあります。

その結果、今回のように症状が出てしまう。

食べ物アレルギーが分かりやすい例ですよね。

 

 

アラテックセラピーの独自の方法でチェックしてみると、

消石灰」に過敏症の反応がありました。

 

この過敏反応を改善するように施術しました。

1回目の施術を終了し、様子をみてもらうことにしました。

すると、それからは不思議と匂いが気にならなくなり、その後喘息の発作は一度も出ていないということでした。

 

 

このまま症状が出なければ、1回の施術で終了です。

 

この方のように、症状が出始めたきっかけや、原因と考えられる物質などが明確な場合は、施術の効果も出やすいです。

 

 

お悩みの症状が、

・いつから出ているのか

・どんな時に症状が出るのか、

・どんな時には出ないのか、

といった情報がとても大切になります。

 

施術の前の問診では、このあたりのこと深堀していきます。

興味のある方は、一度、ご自身の状態を観察してみてください。