名古屋市千種区本山の整体・マッサージ【テソラ治療院】です。
今回は、『尻もちをついてから尾てい骨が痛い』という症状についてお伝えします。
尻もちをついた後、いつまでも痛い
尻餅をついてから、尾てい骨がいつもでも痛いという経験をされている方は、意外と多くいらっしゃいます。
数日経っても、以下のような痛みが続きます。
✔座っていて、座面に尾てい骨が当たると痛い
✔仰向けで寝ようとすると痛い
✔靴下を履こうとすると痛い
などなど。
では、いつまでも続く痛みの原因についてみていきましょう。
原因とは
その原因は二つ考えられます。
骨折
原因の一つ目は、尾てい骨が骨折している場合。
これは、痛いですよね。
骨が折れているわけですから。
尻もちぐらいで?と思わないでください。
弱い骨なので、当たる角度によっては、折れることもあります。
この場合は、一ヶ月以上は痛みが続きます。
骨折しているかどうかは、レントゲンが必要です。
整形外科を受診して診てもらいましょう。
骨折していた場合、尾てい骨が当たらないように工夫してください。
イスに座る時は、ドーナツ型のクッションを使うといいですよ。
筋肉と靭帯が硬くなっている
原因の二つ目は、骨折はしていないけど筋肉や靭帯が影響している場合です。
『整形外科に行ったけど、骨には問題ないと言われた。』という方はこのパターンです。
尻餅をついたことで、尾てい骨に強い衝撃がかかります。
骨折をしないまでも、ダメージは大きいのです。
衝撃がかかると、尾てい骨についている靭帯(仙結節靭帯)に負担がかかります。
それに伴い、靭帯と関係するお尻の筋肉(大殿筋など)にも同じように負担がかかります。
これら筋肉や靭帯には、痛みを感じるセンサーがあります。
これが、痛みの原因です。
少し難しい内容ですので、サラッと流していただいてもかまいません。
簡単にいうと、【骨折していなくても痛みが続くことはある】っていうことです。
そして、この場合はセルフケアでも痛みを和らげることができます。
セルフケアの方法
ここからは、セルフケアのやり方について解説します。
まずは、簡単なチェック方法から。
これはセルフケアをやっていいかのチェックです。
尾てい骨を軽く触ってみてください。
触ってみて痛みがなければ、もう少し強めに押してみてください。
押して痛みを感じる場合は、まだ、セルフケアをするのは止めておきましょう。
患部に炎症があるかもしれません。
まだ、しばらく安静にして様子を見る時期です。
押しても痛みがない場合は、今からお伝えするセルフケアを実践してみましょう。
用意するのは、硬式テニスボールです。
これを使って、靭帯や筋肉をほぐしていきます。
①硬めのイスに座ります。
②尾てい骨と坐骨の間にテニスボールを当てます。
③少し痛みを感じますが、そのままキープ(30秒ほど)
どうですか。
簡単ですよね。
30秒ほど経ったら、2~3cmボールの当てる位置をずらします。
そして、また同じようにキープします。
ボールを当てるポイントは、少し痛みを感じるところです。
それを探しましょう。
一方で、痛みが強すぎるのも問題です。
その場合は、自分の体重のかけ方で調整してください。
これを毎日、数分間かけてやってみてください。
だんだん尾てい骨の痛みが楽になってくると思います。
痛みの出にくい座り方
あと、気を付けたいのは、座り方。
座り方を気を付けるだけで、治るスピードが変わってきます。
やってほしいのは、骨盤を立てた座り方です。
こうすることで、ダメージを受けた靭帯の負担が減ります。
ダメな座り方は、腰が沈んだようにして座ること。
脚を組んでに座ったり、あぐらをかいたりするのは、『ダメ、ぜったい!!』です。
ソファーに座るのも、腰が沈むようになりやすいので、しばらく止めておきましょう。
【座り方を気をつけながら、テニスボールでほぐしていく】
ぜひ、やってみてください。