先日来られた男性の症状です。
2週間ほど前から症状が出ているようです。
最初は背中に痛みを感じていましたが、湿布を貼ったりしているうちに、その痛みは落ち着いてきました。
すると、代わりに、右の脇から胸にかけてピリピリとした強い痛みが出てきました。
何もしていなくても痛く、ここ数日は痛みで寝れないほど。
この日も来院時には、痛みのため、脇のあたりを押さえるようにしていました。
この場合、背中の歪みが原因となる『肋間神経痛』が考えられます。
肋間神経痛とは、肋骨と肋骨の間にある神経が痛むことによる症状です。
同じような症状で『帯状疱疹』も考えられますが、その際には痛みの場所に発疹がみられるため、今回は違います。
確認すると、最初に痛みを感じた背骨のあたり(胸椎の7番と8番)で歪みが出ています。
ここに歪みがあると、そこから出る神経(肋間神経)に影響を及ぼし、神経痛になります。
今回は、右の背中を中心に指圧をしたあとで、整体で背骨の歪みを治しました。
すると、施術後には、ほとんど痛みを感じなくなりました。
お話を伺うと、どうやら寝っころがってゲームをしていたのが原因のようです。
その後から痛くなったとおっしゃっていました。
『そんなことで?』と思われるかもしれませんが、偏った姿勢を、一定時間続けることは、歪みや痛みに直結します。
心当たりのある方、気を付けてくださいね。
その後、数日しても痛みは出ていないようです。
ですが、姿勢は気を付けていただくようにお願いしておきました。