名古屋市千種区本山の整体・マッサージ【テソラ治療院】です。
今回は、自律神経を整えるためには、呼吸がとっても大切というお話です。
自律神経は呼吸と関係している
ヨガをやったことがある方は、呼吸を意識することの大切さを聞いたことがあるかもしれません。
でも、日常の生活で、呼吸を意識することってありませんよね。
呼吸は意識しないでも、勝手に身体がやってくれています。
それは、自律神経が働いてくれているおかげです。
でも、それを意識的に行うことで、自律神経にいい影響をもたらすのです。
自律神経は、呼吸以外にも内蔵の働きなんかもコントロールしてくれています。
活動的な時は交感神経が頑張って、リラックスしている時には副交感神経が頑張って。
このどちらも大切です。
バランスよく頑張ってもらう必要があります。
でも、自律神経のバランスって、簡単に崩れます。
自律神経のバランスが崩れる原因
よく知られているのはストレスですね。
仕事や家庭で、過度のストレスを感じている場合は、もちろんダメです。
それ以外でも、夜間にスマホの光を過度に浴びるのも最悪です。
日常のストレス解消のためにやっているつもりの方も多いと思います。
しかし、これは休息の時間帯でも交感神経が優位になってしまします。
自律神経のバランスが崩れると、いろいろな不調が出てきます。
毛細血管がギュッと縮むので、細胞のすみずみに血液が行き届きません。
その結果、冷え症になったり、腰痛や肩こりにつながることもあります。
自律神経のバランスを整えるには
では、それを解消するにはどうすればいいのか。
ここでポイントとなるのが呼吸です。
普段、私たちが無意識に行っているのは胸を膨らませる【胸式呼吸】です。
それに対して、やってほしいのは【腹式呼吸】。
腹式呼吸は胸でなくおなかを膨らませながら息を吸い、吐きながらおなかをへこませていきます。
このとき、呼吸をするごとに横隔膜が上下に動きます。
横隔膜には自律神経が張り巡らされており、大きくゆっくり息を吐いて横隔膜が緩むと、副交感神経の働きが高まります。
腹式呼吸の方法
腹式呼吸の方法をお伝えします。
初級編
①体の力を抜いて、イスにゆったりと座ります。
②おへそのあたりに手を当てて、おなかが少し膨らむのを感じながら、息を吸います。
③おなかが少しへこむのを感じながら、息を吐きます。
中級編
①初級編を3回ほど繰り返して、呼吸を整えます。
②おなかを膨らませながら、4秒かけて息を吸います。
③4秒息を止めます。
④おなかをへこませながら8秒かけて息を吐きます。
おなかを絞るように息を吐き切ると、横隔膜が十分に動き、副交感神経が働くようになります。
腹式呼吸の方法は、ひとつではありません。
自分に合ったやり方を見つけてみてください。