今回の症例は、半年前に人工膝関節の手術をされた60代の方の症例です。
以前は変形性膝関節症のため、膝に痛みが出ていましたが、手術後はその痛みはなくなりました。
リハビリも続けており、徐々に筋力も戻ってきています。
ですが、手術した周囲の皮膚のつっぱり感が強く残るようでした。
あと、夕方になると足の浮腫みが強くでるようです。
触診すると、手術した側の膝には、熱感が感じられ、皮膚もパンパンにつっぱっていました。
浮腫みも、足首を中心に強く出ています。
施術では、循環を良くするように、オイルマッサージで浮腫みの改善をはかります。
それに併せて、膝の皮膚のつっぱりをとるようにしました。
継続した施術が必要であるため、その後も週に1度のペースで4回の施術を行いました。
それと併せて、セルフケアも毎日お願いしました。
皮膚の下にあるリンパ管(リンパ液の通り道)の働きをよくするように施術した結果、浮腫みは全然出なくなりました。
(今までは、昼ごろから夕方には浮腫みでパンパンになっていましたが。)
手術した膝の皮膚のつっぱりも出なくなり、日頃感じていた、膝の重だるさも出ていないようです。
まだ膝の熱感だけは少し残っています。
ちょうど人工関節が入っている場所です。
カラダは、まだ異物として認識しているんですね。
この熱感がなくなれば、さらに膝の負担がなくなりますね。