今回は、ぎっくり腰で来院された方の症例です。
前日の夜、ソファーから立とうとした際にぎっくり腰になりました。
その前から、腰に痛みや違和感を感じていたようですが、そのままにしていたようです。
来院された時点では、炎症がひどく、イスに座ることもできませんでした。
なんとか治療ベッドには座れましたが、寝ることができません。
そこで、炎症をおさえるために、まずはアイシングです。
腰の状態を確認すると、骨盤をしめるようにすると、痛みが和らぎます。
そこで、テーピングとコルセットを使い、骨盤を支えるようにしました。
この2つで、動きがスムーズになりました。
家でも、アイシングを続けていただくように説明して、この日の施術は終了しました。
それから3日後の来院では、痛みが半減していました。
炎症の痛みは少なくなり、もともと感じていた腰痛がでてきていました。
この日は、腹部や下肢などの筋肉のこわばりをほぐすように施術しました。
さらに3日後に来院されました。
前回までの痛みが嘘のように、痛みがほとんどなくなっていました。
この日は、肩や首など全身の凝り固まった筋肉をしっかりほぐしました。
痛みを避けようとするため、自然と全身に力が入るんですね。
今回のような、急性期の痛みの場合は、間隔を空けずに施術するほうが治りが早いですね。
あとは、炎症をいかに早く抑えるかがポイントです。