しゃがもうとすると太ももの前側が痛い

症例・症状ブログ

名古屋市千種区本山のテソラ治療院です。

 

しゃがもうとすると太ももの前が痛い】という症例をご紹介します。

 

先日来院された50代の女性。

2週間ほど前から、しゃがもうとすると右の太ももの前に痛みが出るようになりました。

自分なりにストレッチなどをしたようですが、全然改善しません。

 

施術前のチェックでも、しゃがもうとすると痛みが出るため、全くと言っていいほどしゃがめていませんでした。

 

 

結論から言うと、この方の太ももの前の痛みの原因は、外側広筋の硬さでした。

外側広筋とは、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋といわれる筋肉の一つです。(図の青色の部分です)

この筋肉は、太ももの外側についています。

 

 

ほとんどの場合、痛みを感じている場所と、痛みの原因となる場所は異なります。

今回も、太ももの前に痛みを感じていましたが、原因となる筋肉は太ももの外側でした。

 

この外側広筋の硬さをほぐしてあげると、痛みがなくなり、しゃがむことができるようになりました。

 

では、なぜ外側広筋が硬くなったのでしょう?

いろいろ伺ったところ、どうやら家での座り方に問題がありそうでした。

 

 

最近、めまいを感じることが多く、暑さもあるため、家でじっとしていることが多いようです。

ソファーの上で、本を読んだり、テレビを観たりと座りっぱなしが続いています。

その座り方に問題があります。

 

いつも、右にもたれかかるように座っています。

 

右に寄りかかるように座るため、右の太ももの後ろ~外側に体重が乗ります。

これが長時間続くことで、筋肉・筋膜の柔軟性は失われてしまいます。

 

この方の硬くなっていたのも、外側広筋の後ろ側です。

この座り方をやめれば、硬くなることを予防できると思います。

また、セルフケアの方法もお伝えしました。

 

この方のように、座り方が原因で痛みにつながることがあります。

痛みでお困りの方は、ぜひご連絡ください。

お待ちしております。