今回は、O脚が気になるという方の症例です。
一般的に言われているO脚とは、内くるぶしを付けるように立った時に、膝に隙間ができる状態をいいます。
この方にも、実際、立ってもらって確認しました。
すると、膝の間に隙間はできませんでした。
ですが、膝から下の骨(脛骨といいます)が外側に膨らむようになっていました。
これは、脛骨が少し変形しているためです。
こういう場合、立っていても、外側に体重がかかるため、筋肉のこわばりも外側にでてきます。
それをそのままにしておくと、症状はさらに悪化していきます。
さらに、この方は、足の外側アーチが無くなっていました。
『アーチ』といってもピンとこないと思いますが、良く知られている『土踏まず』も内側アーチのことです。
それが、図のように、3つ存在しています。
今回の施術のポイントは2つです。
①脚の外側のこわばりをほぐす
②外側アーチを形成している筋肉が機能するようにアプローチ
施術後、立って確認すると、自然に親指の方に体重がのってくるようになっていました。
この方には、セルフマッサージの方法をお伝えしました。
これは、普段の立ち方も大いに影響します。
自分の立ち方、チェックしてみてください。