昨日に続いて、足首の捻挫について。
本日は、治療院での施術方法についてご紹介します。
捻挫をした直後や、炎症が強い場合は、アイシングを優先させます。
患部を刺激すると、炎症が広がる恐れがあるので、注意が必要です。
その場合、足首の動きを抑えるテーピングなどで対応します。
数日して、炎症が治まってきたら、施術に入ります。
どこが痛いか、どの動きで痛みが出るかを確認します。
治療のポイントを見つけるために、この確認が大切です。
炎症が無くなっても、痛みが続くことがよくあります。
中には、一か月経ってもまだ痛いという方もいらっしゃいます。
この場合、痛みの原因は硬くなった筋肉です。
捻挫をした後は、痛みをかばうために、足首を固めて動くようになります。
そうすると、膝から下の筋肉は硬くなります。
そのため、今度は炎症が無くなっても、足首を動かそうとするときに痛みを伴うのです。
後脛骨筋、長ヒ骨筋など、原因となる筋肉をマッサージしてほぐすことで、動きは良くなり、痛みも無くなります。
足首の動きが良くなれば、次は歩行が正しくできるように、骨盤の歪みなどを整えます。
ここまでいけば、捻挫の治療は終了です。
捻挫は、炎症が無くなると痛みがとれるケースも多いですが、関節のズレはそのまま残ります。
捻挫を繰り返さないためには、治療することが大切です。