ランナーズニーの治療ポイント   

症例・症状膝痛下半身

 

前回の続きです。

 

 

まずは、どうすると膝が痛いかをご本人と一緒に確認していきます。

 

 

 

 

 

しゃがむと痛い

 

 

歩くときにも痛みを感じる

 

 

走る時だけ痛みがでる

 

 

など、これは人によって様々です。

 

 

 

 

 

最終的には、走る時に痛くならないようにするのが目標ですが、その前段階として、しゃがんでも痛くない、歩いても痛くない状態にしなくてはいけません。

 

 

これで痛いというのでは、そもそも走れる状態ではありませんから。

 

 

 

 

 

どの動作で痛みが出るかを把握することから、施術は始まります。

 

 

 

 

 

例えば、『しゃがもうとすると膝に痛みが出る』という場合。

 

 

そのしゃがみ方をチェックします。

 

 

 

 

 

この時チェックするのは、つま先や膝の向き、骨盤の捻り方です。

 

 

この段階で、片方のつま先の向きが内に向いていたり、膝がまっすぐ前に出ていなかったり・・・いろいろ見えてきます。

 

 

 

 

 

今度は、どうすると痛くないか(痛みが和らぐか)も確認します。

 

 

①痛い側のつま先を大きく内側に向けてしゃがむ。

 

ランナーズニー 1.jpg

 

 

 

②痛い側のつま先を大きく外側に向けてしゃがむ。

 

ランナーズニー 2.jpg

 

 

 

 

例えば、②のようにすると痛みが和らいだ場合。

 

 

つま先が内に向く癖が、膝の痛みを作っている可能性大です。

 

 

 

 

 

ですから、今度は、つま先が内に向く原因を探ります。

 

 

それには、足首の硬さが原因の場合もあれば、股関節の硬さが原因のことも。

 

 

左右の筋力差や、内ももの筋力不足も関係しているかもしれません。

 

 

 

 

 

これらを改善をせず、ただ太ももの筋肉の硬くなったところをほぐすだけでは、ダメです。

 

 

からだの使い方が変わらなければ、また同じところに負担がかかり、痛みを繰り返してしまいますから。

 

 

 

 

 

しゃがみ込みができれば、次は歩き方の改善に・・・っといった具合に施術していきます。

 

 

 

 

 

普段は意識しないですが、普段の立ち方、歩き方って、ランニングにと~っても影響するんですよね。