ランニングをすることでおこる痛みやトラブルの代表的な一つに、この腸脛靭帯炎があります。
この症状は、膝の曲げ伸ばしで、膝の外側が痛くなるのが特徴です。
では、なぜこの部分に痛みが出るのでしょう?
それは、太ももの外側にある『腸脛靭帯』に負担がかかる走り方を繰り返すことで、この腸脛靭帯がカチカチに硬くなり、最終的に炎症を起こすために痛みが出てきます。
その場合、いくらこの腸脛靭帯をマッサージしても、鍼で治療しても、また走り始めると痛みを繰り返します。
こういう経験をした方も多いはず。
では、どうすればいいか。
腸脛靭帯に負担がかかるということは、多くの場合の場合、『股関節の可動域や足首の動きに制限がある』か、もしくは『足を踏み出した時の足の向きがまっすぐではなく内に向くなどの癖』がみられます。
痛みが出ている方の脚と、そうでない方の脚では必ず左右差があります。
この左右差をいかに減らすことができるかがポイントです。
関節の可動域が改善するとともに、走り方自体が改善されれば、走っても痛くない身体ができます!
次回は、具体的にどういうアプローチをしているかをご紹介します。