坐骨神経痛になる場合、原因はどこかというと、腰が原因というケースと、お尻が原因というケース、またその両方というケースが考えられます。
今回ご紹介する方の場合は、両方ですね。
痛みのきっかけは車の運転でした。
普段から、仕事にプライベートに車での移動が多い方ですが、ある時渋滞などもあり8時間車に乗りっぱなしということがあったそうです。
それまでは、腰痛もそれほど感じていませんでしたが、それを機に左の腰と左のお尻が痛くなったそうです。
治療院に来ていただいたのは、痛くなってから1ヶ月後のことです。
来られた時点では、腰の痛みよりも、お尻から膝ぐらいまでの痛みが強く出ていました。(座っているだけでも、ジンジンと痛むようでした。)
状態を把握するため、動作の確認テストをいくつか行いましたが、腰椎4番、5番、仙腸関節にかなり負担がかかっていました。
また、お尻の奥にある筋肉もずいぶん硬くなっているようです。
おそらく、運転の時の姿勢で、左側の腰、お尻に負担がかかったんだと思います。
施術では、まず指圧で、腰まわり~下肢までの筋肉をほぐします。
(特に、腰、お尻の筋肉はしっかりほぐします!)
その後、腰椎の負担を減らすように調整をします。
調整の際、腰を触っているだけですが、お尻から膝まで神経痛の時の痛みのようなひびきが出ていました。
坐骨神経痛の症状が強い時ほど、このようなことがおこります。
ここまでが、一回目の施術です。
その後、経過や症状を診ながら、施術を重ねていきます。
この方の場合、3回の施術で痛みがだいぶ楽になってきたのですが、そのあとバス旅行にでかけたことでまた少し悪化しました(@_@;)
やはり、長時間の座りっぱなしにはまだ耐えられなかったようで・・・。
それからまたさらに3回。
ようやく症状が楽になってきました。
今も仕事で座りっぱなしが続くと、腰がだるくはなるようなので、完全に良くなるにはもう何回か施術する必要がありまね。
症状が治まる期間に、もちろん個人差ありますが、このように施術をしていきます。