名古屋市千種区本山にあるマッサージ・整体のテソラ治療院です。
先日、膝の痛みでお悩みの70代の女性が来院されました。
歩いている時に膝がガクッとすることがあり、痛みも出るようです。
中高年の膝の痛みというと、一般的にはココ↓の問題だと思いますよね。
テレビの宣伝で『膝の軟骨が~』っていうのは、ここの関節のことです。
でも、膝の関節は、これだけではありません。
膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)も関節になっています。
膝のお皿は、膝の曲げ伸ばしの時に、太ももの骨の上を滑るように動きます。
そのおかげで、膝はスムーズに動けるんです。
このお皿の動きが硬くなると、膝の曲げ伸ばしにも影響が出てきます。
歩いていて、時々引っ掛かるように感じたり、痛みを感じたり。
この方も、いろいろチェックさせていただいたところ、問題はお皿の動きの硬さでした。
なので施術では、お皿の動きを改善するようにしました。
その後、数回来院していただいていますが、膝のガクッとする症状は出ていません。
では、『なんで膝のお皿の動きが硬くなるか』について考えていきましょう。
膝のお皿は、太ももの前の筋肉とつながっています。
なので、太ももの前の筋肉が硬くなると、膝のお皿の動きに制限が出ちゃいます。
つまり、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)がポイントなんです。
先ほどの女性も、やはり太ももの前の筋肉がガチガチに硬くなっていました。
病院では『膝が痛いのは筋肉が弱いからだ』と言われ、強くするためにウォーキングを頑張っています。
でも、頑張ればがんばるほど、筋肉って疲労して、さらに硬くなります。
それが、さらに膝の負担をかけることに・・・。
悪循環ですね。
病院では、先生から膝の手術の話もされたようですが、まだまだ必要ないと思いますよ。