『運動していれば四十肩・五十肩にならない』はウソ

症例・症状ブログ

四十肩・五十肩といえば、『肩の痛み』と『腕が挙がらないなどの可動制限』が特徴です。

 

だんだん肩が痛くなってきて、気が付くと腕が挙がらなくなっていた。

運転席から後ろのカバンを取ろうとしたら、痛くてできない。

 

そんな自覚症状が出てきます。

 

痛みが数か月~数年つづくこともあるこの症状。

できれば、なりたくないですよね。

 

最近は、健康志向の方も多く、エクササイズやトレーニングをしている中高年の方も多くいらっしゃいます。

では、運動していれば、四十肩・五十肩にはならないんでしょうか。

 

正解は・・・

 

ブブー!

 

残念ながら、エクササイズやトレーニングで、肩まわりの筋肉を鍛えている方でも、四十肩・五十肩にはなります。

ガーン( ゚Д゚)ですよね。

 

先日も、3年間カーブスに通って、エクササイズをしている女性が、五十肩の症状で来院されました。

ご本人も、『鍛えているから、私には五十肩は無縁だわ』と思っていたようです。

 

ですが、2か月前頃から、肩が痛くて腕が挙がらなくなってきました。

 

最初は、『急に痛くなってきたし、原因もわからない』とおっしゃっていました。

でも、詳しくお話を伺うと、どうやら半年ほど前には、肩に違和感が出ることがしばしばあったようです。

 

まだ、動かせないほどでもないし、痛みも強くないので、そのままエクササイズを続けていました。

動かした方がいいのかと思って。

 

これが、落とし穴です!

 

違和感が出てきた段階で、肩の周りの筋肉は悲鳴を上げています。

もう、これ以上負担がかかると、五十肩になりますよ~って。

 

そもそも、エクササイズ・トレーニング自体が、筋肉に負荷をかける行為です。

本来であれば、『正しい負荷』と『十分な回復』を上手に組み合わせることで、筋肉は強くなります。

 

ですが、痛みや違和感を感じている時点で、筋肉は十分な回復ができていません。

筋肉が柔軟性を失い、硬くなっています。

 

その状態で、さらに筋肉を鍛えるということは、悲鳴を上げている筋肉に、さらにムチを打って頑張らせるということです。

 

それでは、筋肉が強くなるどころか、痛みが強くなります。

 

この方も、来院時、腕が水平より上に挙がりませんでした。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

でも、一回の施術でも、写真のように、腕が挙がるようになりました。

 

 

整形外科やカイロプラクティックに何度も通ったが、全然良くならなかったようで、すごく驚いていました。

 

そして、二回目の施術では、さらにもう少し挙がるようになりました。

 

こんなかんじで、徐々に可動域が広がり、腕が自由に動かせるようになります。

それに伴い、痛みも解消していきます。

 

残念ながら『痛みがあっても、動かさないと筋肉が弱くなる』という考えのお医者さんや、理学療法士さんがいらっしゃいます。

 

ですが、痛い時に患部のエクササイズをしても、筋肉は強くはなりません。

良くなるどころか、症状をこじらせたり、悪化させることもあります。

 

違和感を感じた時点で、治療されることをおすすめします。

 

そして、痛みが少なくなり、動かせる可動域が広がってきた時点で、エクササイズをスタートさせましょうね。

 

四十肩・五十肩でお困りの方は、テソラ治療院にご連絡ください。

お待ちしております。

 

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