側弯症がある大人の腰痛 原因と改善方法

症例・症状ブログ

名古屋市千種区本山のテソラ治療院です。

 

今回は、【側弯症がある大人の腰痛】についてです。

腰痛の原因もいろいろあります。

今回は、側弯症が影響している腰痛について解説します。

 

側弯症とは

背骨は、まっすぐに連なっている状態が理想的とされています。

しかし、立ち方や座り方、運動習慣などで、背骨の連なりに多少の歪みが生じます。

これは、ほとんどの方に見られる状態で、正常の範囲内です。

 

しかし、成長・発達の段階で、その歪みが強く出てくる方がいます。

レントゲン画像をチェックし、背骨の上下で10度以上の角度がついた場合、側弯症と診断されます。

 

 

 

側弯症の方のなかには、病院で検査したことがない方も少なくありません。

当院に来られる方のなかでも、あきらかに側弯症だと思うのですが、ご本人の自覚が全くないというケースもあります。

 

 

しかし、側弯症だからといって、誰もが腰痛をずっと抱えているわけではありません。

正しい身体の使い方と適切な身体のケアをすれば、腰痛から卒業できるはずです。

 

腰痛の原因

 

では、腰痛になる原因は何なのでしょう。

 

側弯症の方が抱える腰痛の原因として考えられるももの一つに、【立っている時の重心】があります。

簡単にいうと、片側の脚にグッと体重がかかっているということです。

 

本来であれば、二本の脚でバランスよく支えたいところです。

しかし、背骨の歪みが強く出ているために、片側の脚に頼った立ち方になりがちです。

 

このため、片側のお尻や脚の筋肉が慢性的に疲労した状態になります。

疲労した筋肉は柔軟性を失い、腰痛を引き起こします。

 

腰痛を改善するために必要なこと

片側の脚を酷使することが腰痛の原因であるということをお伝えしました。

では、腰痛を改善するするにはどうすればいいかをみていきましょう。

酷使しているお尻・脚のコリをマッサージ

疲労が積み重なったお尻と脚の筋肉は、凝り固まってきます。

その筋肉を、本来の柔軟性のある状態にリセットする必要があります。

 

ストレッチなどでも多少は軽減できますが、リセットするまではいきません。

ここは、信頼できる治療院で施術してらうことをおすすめします。

もちろん、当院でも改善できますから、ご連絡ください。

 

そして、あなたにあったセルフケアの仕方を教えてもらいましょう。

YouTubeを観ながら自己流でやるよりも、的確なアドバイスをもらえるはずです。

 

反対側の脚をもっと使う

せっかくお尻・脚のコリがほぐれても、日常の動作が同じではいけません。

また、すぐに疲労が溜まってしまします。

 

そうならないために、今まで使えていなかった反対側の脚を意識して使うようにしましょう。

そうすることで、疲労の溜まり方が減り、腰痛になりにくい身体になります。

 

『マッサージには通ってるけど、すぐに戻っちゃう』という方は、この意識を取り入れてみてください。

きっと、身体は変化します。

 

気を付ける動作

 

ついつい癖になっている日常動作。

腰痛を改善するために、意識するポイントを挙げてみます。

 

台所で家事をしている時

普段立っている時、あなたはどちらの脚に体重が乗りやすいでしょうか。

きっと、体重のかかりやすい脚は決まっているでしょう。

この時、体重がかかりやすい側の脚が、いつも酷使している側になっていると思います。

 

これを意識して、反対の脚に体重をかけるようにしてください。

 

台所にいる時、レジで並んでいる時、信号待ちをしている時など。

気が付くと、また癖が出ていることでしょう。

 

その都度、直す習慣を身につけましょう。

 

自転車での信号待ち

自転車に乗っている方は、要注意です。

信号待ちをしている時など、止まっている間、片脚で立っていると思います。

 

この時、地面に接している脚は、いつも酷使している側の脚になっているはずです。

自転車に乗る機会の多い方ほど、この影響を受けてしまします。

 

信号待ちのときには、両脚が地面に着くようにしてください。

座ったままでは、両足が地面に着かない場合は、サドルから降りて立つようにするといいでしょう。

 

階段の一歩目

階段を昇る時の一歩目に意識を向けてみてください。

いつも決まった脚から踏み台していると思います。

そして、この時も、いつも酷使している側でしょう。

 

この一歩目を、反対の脚に代えてください。

弱い方の脚を使うので、最初は不安定な感じがすると思います。

でも、これが弱い脚のエクササイズになります。

そして、今まで酷使していた脚の負担を減らすことにつながります。

 

立ち上がる時

床に座っていて、立ち上がる時も同じです。

グッと力を入れて立ち上がりやすい脚は、いつも酷使している側です。

これを意識して、反対の脚で立ち上がるようにしてください。

 

まとめ

側弯症が影響して、腰痛になることがあります。

その場合、脚の使い方を変えることが大切です。

 

どうしていいかわからないという方。

腰の痛みが強いので、みてもらいたいという方。

そんな方は、ぜひご連絡ください。

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