フィギアスケートの小学生 足首の硬さの原因

症例・症状ブログ

名古屋市の整体・マッサージ テソラ治療院です。

 

今回は、フィギアスケートを頑張っている小学生の女の子のお話。

 

もともとはバレエをやっていましたが、今では週6でフィギアスケートの練習をしています。

それに加えて、バレエのレッスンも週に2~3回ほどはやっているとのこと。

 

ある時期から、右の足首が硬くなってきたようでした。

硬くなったのは、つま先を下に向ける動作です。

痛みはありませんが、可動域が狭くなっています。

左は大丈夫ですが、右だけが硬くなっていました。

 

心配したお母さんがYouTubeなどを参考にしながら、マッサージをしてあげたおかげで、ずいぶん柔軟性が回復しました。

治療院に来られた段階では、少し硬さはあるものの、かなり柔軟性が戻っていました。

お母さん、すごいですね!

 

 

では、なぜ片側の足首が硬くなってきたのでしょう。

お母さんも本人も、それが分からず、困っていました。

 

考えられるのは、スケートの着地です。

彼女の話では、ジャンプしたあとの着地は、ほとんどが右脚ということでした。

 

着地を安定させるためには、足首がグラグラではいけません。

そのため、足首の周辺の筋肉が働き、安定感を出します。

それは大切なことですが、何度も何度もジャンプを繰り返すことによって、筋肉に負担がかかります。

 

負担のかかった筋肉は硬くなり、柔軟性がなくなります。

これが、右の足首が硬くなった原因だと思います。

 

彼女はバレエもやっていたために、足首が硬くなったことに気づくことができました。

バレエでは、つま先を下に向ける柔軟性が重要ですから。

 

しかし、フィギアスケートしかやっていなければ、この足首の硬さには気が付かなかったと思います。

さらに酷使し続けて、痛みが出るようになって初めて気づくことになります。

 

今回のケースは、バレエとフィギアスケートという足首の使い方が異なる2つの習い事をやっていたることのメリットが出ました。

 

フィギアスケート以外のスポーツでも同じことが言えます。

あなたや、あなたのお子さんがをスポーツを頑張っているなら、ぜひ足首の柔軟性をチェックしてみてください。

 

チェック方法は簡単。

膝を伸ばして座ります。

両方のつま先を同時に下に向けます。この時、柔軟性の左右差があれば問題です。

両方のつま先を反らせます。これも、左右差がないかチェックします。

 

このチェックで、大切なのは左右差です。

両方同じように硬い場合は、疲労の蓄積によるものというより、もともとの硬さの影響が大きいです。

 

できれば、だれかに一緒に見てもらいましょう。

客観的に判断してもらうことも大切です。

 

可動域をチェックすることで、痛みが出る前に身体の負担にきづけますよ。

 

バレエ 足の甲が痛い