名古屋市千種区本山の整体・マッサージ、テソラ治療院です。
今回は、バレエを頑張る中学生の患者さまの症例をご紹介します。
毎年、発表会シーズンになると膝が痛くなる
小学6年生でバレエを始めてから、左膝のお皿の下がズキズキ痛むようになりました。
特に秋の発表会前後から冬にかけて、毎年繰り返すように痛みが出ます。
不思議なことに、バレエの練習中は痛みをほとんど感じません。
アドレナリンが出ているためです。
ところが帰宅すると痛みがじわじわと出てきて、翌朝起き上がったときにもやっぱり痛い——そんな日が続いていました。
しばらく整形外科に通っていましたが、「もうやりようがない」と言われてしまい途方に暮れていたところ、テソラ治療院を見つけてくださいました。
膝のお皿の下の痛みは「膝蓋靭帯炎」
膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下には、膝蓋靭帯という靭帯があります。
この靭帯は太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)と直接つながっており、ジャンプや着地、しゃがみ込みといった動作のたびに大きな力がかかります。
バレエでは、ジャンプ・つま先立ち・深いプリエなど、膝蓋靭帯に負荷がかかる動きが連続します。
それが積み重なると靭帯に炎症が起き、膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)と呼ばれる状態になります。

本当の原因は「ふくらはぎと太もも外側の硬さ」にあった
テソラ治療院では、膝だけを診るのではなく、全身の連動性を確認しながら原因を探っていきます。
この患者さまの場合、痛みの根本にあったのは次の2つでした。
ヒラメ筋(ふくらはぎ深層の筋肉)の過緊張
バレエではつま先立ちやジャンプ着地の際、ふくらはぎが繰り返し収縮します。
ヒラメ筋が硬くなると足首の動きが制限され、本来そこで吸収されるべき衝撃が膝に集中するようになります。
外側広筋(太もも前面・外側の筋肉)の硬さ
大腿四頭筋の一部である外側広筋が硬くなると、膝蓋靭帯を常に上方向へ引っ張り続けた状態になります。
動くたびに靭帯に過剰な張力がかかり、炎症が繰り返されます。
発表会シーズンに毎年悪化するのも、練習量が増えるにつれてこれらの筋肉の疲労が積み重なり、靭帯への負担が限界を超えるためと考えられます。
施術の流れと経過
初回の施術では、ヒラメ筋と外側広筋の緊張をていねいにゆるめるとともに、ご自宅でできるセルフケアの方法もお伝えして終了しました。
3週間後、2回目の来院。
「ずいぶん楽になった」とのことで、ひと安心しました。
最近は、バレエでふくらはぎがパンパンになったときに少し痛みが出る程度。
それもお伝えしたセルフケアを行うと和らぐようになっています。
これからの目標——「ふくらはぎに頼らない踊り方」へ
現在も、バレエの動きによってふくらはぎに疲労が蓄積しやすい状態は続いています。
今後の理想は、股関節や体幹をうまく使いながら踊れるようになること。
ふくらはぎへの負担が減れば、膝蓋靭帯への過剰な張力も自然と減り、痛みが出にくい体になっていきます。
バレエの技術向上と体のケア、両方を少しずつ積み上げていけるよう、引き続きサポートしていきます。
膝のお皿の下の痛みが続いている方へ
「病院で異常なしと言われたのに痛い」「安静にしても繰り返す」という方は、膝以外の筋肉や関節の連動に問題が隠れているケースが少なくありません。
テソラ治療院では、膝だけでなく足首・股関節・骨盤まで含めた全身のバランスを確認しながら、痛みの根本原因を丁寧に探っていきます。
▶ 膝のお皿の下の痛みでお悩みの方は → ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)の症状ページへ
▶ご予約は→指圧・整体のコースへ
※効果には個人差があります。
