食いしばりで起こる肩こりや頭痛 セルフマッサージの方法

症例・症状ブログ

名古屋市千種区本山の整体・マッサージ テソラ治療院です。

 

今回のテーマは食いしばりが原因でおこる頭痛や肩こりについて。

【朝起きると頭が痛い】という方、【食いしばりの自覚がある】という方におすすめの記事です。

 

食いしばりと頭痛の関係

頭痛の原因はいくつも考えられます。

肩こりや目の疲れ、あるいは気圧の変化に伴うずつうなど。

 

そして、あまり知られていないのが食いしばりによる頭痛です。

食いしばると、ほっぺの筋肉(主に咬筋)こめかみの筋肉(側頭筋)に力が入ります。

この筋肉が凝り固まることが、頭痛につながります。

特に朝起きると頭が痛いという場合、夜中の食いしばりや歯ぎしりが原因の可能性が高いですね。

寝ている時のことなので、自分が食いしばっているかどうかわからないという方もいます。

 

次のいずれかに当てはまった方は、要注意です。

✔朝起きると、顔がこわばっている

✔朝起きると、首や肩がこっている

✔日頃から、集中すると知らず知らず食いしばっている

✔歯医者さんに、歯ぎしりを指摘された

あなたはいくつ当てはまりましたか。

 

食いしばりの対策

では、食いしばりや歯ぎしりをしている方は、どうすればいいか。

いくつか見ていきましょう。

 

マウスピース

歯医者さんに相談すると、寝るときにマウスピースを付けることを勧められます。

これは、歯ぎしりによって歯が削れたり、歯が欠けたりすることを防ぐためには有効です。

 

しかし、これで食いしばりをやめることは難しいのが現状です。

多くの方が、マウスピースを強く噛みしめることになります。

結果的に、咬筋や側頭筋がコリコリになり、頭痛は出てしまいます。

 

日頃から、奥歯をくっつけない

何かに集中すると、つい食いしばってしまうという方がいます。

癖ですね。

この癖がある方は、夜中も食いしばりをしやすくなります。

 

まずは、日中の癖から治していきましょう。

食いしばりとは、奥歯がくっ付いている状態です。

なので、奥歯がくっ付かなければ、食いしばることはありません。

口は閉じた状態で、奥歯と奥歯の間に少し隙間をつくります。

くっ付かなければいいので、隙間はほんの少しで大丈夫です。

ときどき気を付けて、奥歯がくっついていないかチェックしてみてください。

寝る前にあれこれ考えない

日頃のストレスも大きく関係します。

大きなストレスがかかると、夜中もリラックスしづらいものです。

夜中も、そのストレスと戦っているわけです。

その結果が食いしばりです。

 

この場合は、ストレスが解消できれば食いしばりも減ります。

でも、避けられない悩みやすぐに解決できない問題というのもありますよね。

寝る前に、悩み事を考えたりするのは最悪です。

深呼吸を繰り返すなどリラックスすることを心がけましょう。

セルフマッサージ

顔の筋肉をマッサージすることは、とても有効です。

セルフマッサージでも十分に効果が期待できるので、ぜひ試してほしいです。

 

どの筋肉も、疲労が蓄積すると凝り固まってしまいます。

これは、咬筋や側頭筋も同じ。

 

食いしばりで疲労が蓄積することで、頭痛が出ます。

つまり、一晩や二晩食いしばったからって、すぐに頭痛になるわけではありません。

毎日セルフマッサージを行えば、疲労が蓄積しづらくなります。

これで、頭痛が予防できます。

食いしばりによる肩こりや頭痛を解消するためには、セルフマッサージがおすすめです。

ここでは、その方法についてお伝えします。

 

マッサージするのは次の2つの筋肉。

①咬筋

②側頭筋

では、具体的にみていきましょう。

咬筋のセルフマッサージ

咬筋はほっぺにある筋肉です。

ほっぺに手を当てたまま、奥歯を嚙みしめてみてください。

筋肉が硬くなるのが分かると思います。

 

この筋肉を、次のやり方でほぐしていきます。

 

1,手を軽く握り、グーにします。

2,指の関節をほっぺに当てます。

 

3,頬杖をつくように、ほっぺを指に押し当てます。(5秒程度)

4,指の当てる位置を少しずつ変えながら、何度か繰り返します。

 

少し痛みを感じるが気持ちいいぐらいの強さでやってください。

 

この時のポイントは、グリグリしないことです。

顔の皮膚は薄く繊細なので、グリグリしたり、摩擦が起こるような刺激は避けましょう。

 

側頭筋のセルフマッサージ

側頭筋は、こめかみの筋肉です。

ここも、食いしばる時に大活躍の筋肉です。

 

こめかみに手を当てて奥歯を何度か噛みしめてみてください。

こめかみがつながっているのが分かると思います。

 

この筋肉は、指の腹を使ってマッサージしていきます。

この筋肉は、少し圧を加えた状態で、上下左右に動かしながらマッサージしていきます。

そして、イタ気持ちいいポイントは、入念にマッサージしてください。

 

特に、頬骨に近いあたりはよくほぐしてください。

 

まとめ

朝起きた時の頭痛や肩こりには、食いしばりが大きく関係しています。

食いしばりの癖は、すぐには抜けないものです。

それでも、毎日、寝る前にマッサージしてあげると、朝の不調が出にくくなります。

頭痛や肩こり解消に、ぜひ実践してみてください。

 

それでもなかなか改善しない症状は、テソラ治療院にお任せください。

ご連絡お待ちしております。