名古屋市千種区本山の整体・マッサージ『テソラ治療院』です。
今回は、顎のトラブルとその対処方法について解説します。
口を大きく開けようすると、顎に痛みが出ることがあります。
痛みまではいかなくても、開けづらい・ガクッと音がするなどの不調が出るという方も多いですね。
『顎関節症』です。
セルフケアが向いている人
ここで紹介するセルフケアの方法は、以下のような軽症の方に向いています。
☑大きく開けると少し痛みが出る
☑大きく開けようとするときにガクッとズレる感じがする
☑開け閉めをするときに、音が鳴る
セルフケアが向いていない人
一方で、以下のような方は要注意です。
口が全然開かない
顎が腫れている
顎を動かさなくても痛みがある
これに当てはまる方は、炎症が起きている可能性もあり重症です。
セルフケアをするよりも、まずは歯医者さんで診てもらってください。
マッサージする筋肉の見つけ方
では、本題に戻ります。
この顎関節のトラブルの主な原因は、顎を動かす筋肉の硬さです。
ですから、対処方法もその硬くなった筋肉をほぐすことです。
どうですか。
シンプルですよね。
ただ、ここで最も大切なことは、硬くなった筋肉を見つけることです。
少し口を開けるときに関係する筋肉も、一つや二つではありません。
たくさんの筋肉の中から、原因となっている筋肉を見つける必要があります。
関係ない筋肉をどれだけマッサージしても、効果はありませんからね(-_-;)
原因の筋肉を見つけ出す方法を一つご紹介します。
①口を大きく開けたり閉じたりして、顎の状態を確認しましょう。
この段階で、痛みが出る方は、無理をしないでください。
痛みが出始めるところまでで十分です。
指が何本入るかを覚えておくのもいいですね。
②顎を志村けんの『アイーン』の状態にします。
そしてアイーンのまま、口を開けたり閉じたりしてみてください。
どうですか。
先ほどの痛みが少ないという方もいるのでは?
先ほどより大きく開くとか、痛みが少ないとか、ガクッとする感じが小さくなったという場合には、
ほっぺたの奥にある『外側翼突筋』という筋肉が原因の可能性があります。
先ほどの『アイーン』で痛みが少なくなる方は、この筋肉をほぐしてみましょう。
マッサージの方法
では、セルフマッサージの方法です。
①口をポカンと半開きにします。
②指でほっぺたを軽く押し、痛みがある場所を探します。
(痛みがあるのは、筋肉が凝っている証拠です。)
③その痛みが和らぐように、マッサージします。
指先で押してもいいですし、写真のようにグーをして指の関節を押し当ててもいいです。
こんなかんじに。
これを毎日、数分間行います。
強くやりすぎるのは、注意してください。
やりすぎると、かえって痛くなったり、青あざになったりしますから(汗
今回は、『外側翼突筋』のマッサージ方法をお伝えしました。
このほっぺのコリをほぐすことで、首や肩のコリが和らぐ方もいらっしゃいます。
試してみてください。