先日、来院された50代の女性。
ゴルフが大好きで、かなり熱心にやっています。
週に数回は練習に行き、ほぼ毎週コースに出ているようです。
そのため、慢性的に左の腰に痛みが出ています。
練習の頻度や、練習の内容にもよりますが、常に鈍い痛みがあるようです。
それと別に、数週間前から、右の足の指がしびれるようになりました。
これも、きっかけはゴルフのようです。
ゴルフをやっている最中に、しびれを感じるようになり、それからはずっとしびれっぱなし。
この方の希望は、まずは『右足の指のしびれ』の改善です。
腰痛に関しては、ご本人も、疲労が原因だと認識しており、緊急性はないとのこと。
でも、この足のしびれは、原因もわからないので、不安に感じていらっしゃいました。
いくつかチェックした結果、原因がわかりました。
ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の硬さが原因で、坐骨神経痛の症状が出ていました。
坐骨神経痛とは
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれるような痛みなどの症状のことを指します。
引用 痛みの情報サイト より抜粋
坐骨神経痛の原因は、腰であることも多いのですが、この方の場合は違いましたね。
施術前に感じていた足の指のしびれは、施術後、すっきり取れました。
では、ここから、もう少し掘り下げて考えてみます。
今回のしびれの原因は、ハムストリングスの硬さが原因でした。
では、その硬さが出るのはなぜか。
それを理解できれば、今後の予防にもつながります。
おそらく、ゴルフのスイングか、歩き方などの『動き』の中に、ヒントがあるはずです。
いろいろ確認すると、やはりスイングに原因がありました。
『レッスンに通っていて、最近スイングを修正しているところです。スイングの時、右脚を意識するようにしています。』ということでした。
完全にこれですね。
右脚に力が入るようなスイングをしている訳ですから、その筋肉が疲労するのは当然です。
しかも、まだ、取り組みはじめ。
どうしても余計な力みも出てしまします。
それが、ハムストリングスの硬さにつながったんだと思います。
慣れてきて、力みがなくなるまでは、また筋肉の硬さが出ると思います。
ですから、セルフケアの方法もお伝えしました。
2週間後、2回目の来院でした。
その間、ゴルフを数回しました。
でも、しびれは出ませんでした。
お伝えしたセルフケアも、バッチリやっていただいたようです。
この日も、やはり右のハムストリングスは硬さがありました。
それでも、前回よりは、いい状態です。
筋肉は、使いっぱなしでは硬くなります。
使った後は、きちんとケア!
これが大切です。
それができれば、もっともっとゴルフを楽しめると思います!!