名古屋市千種区本山にある、整体・マッサージのテソラ治療院です。
バレエをしていて膝に痛みが出た人は、必見です。
原因を理解して、根本的に改善していきましょう。
バレエに大切な股関節の可動域
バレエの特徴は、なんといっても脚の使い方です。
股関節から脚を外に向けていきます。
これを外旋(がいせん)といいます。
バレエをやっている方は、こういう用語も詳しかったりしますよね。
でも、ここで問題が。
股関節の可動域(動かす幅のこと)には、個人差があるということ。
股関節を外にむける『外旋』が得意な方もいれば、反対に『内旋(ないせん)』が得意な方も。
内旋とは、内股のことです。
やっかいなのは、この内股の方。
膝に痛みが出る原因
内股の方に起こりやすい、膝の痛みが出る原因を考えてみます。
股関節は外に開かないのに、無理やりつま先を外に向けようとする。
こうすると、膝にめちゃくちゃストレスがかかります。
膝を捻じって使うことになるわけです。
この状態で、膝の曲げ伸ばしを繰り返したり、ジャンプの着地をしていると、膝が悲鳴をあげます。
痛みが出ます。
そして、さらに使い続けると、痛みが悪化したり、膝に水がたまったり・・・(>_<)
ここでのポイントは2つ。
①股関節の外旋の可動域をあげること。
②膝下だけで、外に捻らないということ。
根本的に治すために
痛みが強く出たり、水がたまったりしても、きちんと対処すれば改善していきます。
今までも、バレエをしている方を何人も診てきました。
そして、正しくケアすることで、みなさん痛みを克服されています。
まずやるべきことは、膝を治療すること。
場合によっては、安静にする必要があるケースも。
でも、いくら治療しても、また同じような身体の使い方をしていては、また痛みが出かねません。
そこで必要なのは、2つのポイント。
①股関節の外旋の可動域アップ
これは、絶対必要です。
ストレッチはもちろんですが、施術によってさらに改善していきます。
股関節の動きだけでなく、骨盤の関節(仙腸関節)も連動させる必要があります。
ただ、可動域には個人差があります。
筋肉の硬さをストレッチすることは必要ですが、関節に過剰な負荷をかけて可動域を広げようとするのはよくありませんので、注意が必要です。
②膝下だけで、外に捻らない
股関節の可動域には、個人差があります。
それを無視して、つま先を外いっぱいに向けようとすると、結果的に膝を捻ることになってしまいます。
なので、『股関節から外向きに』を守り、自分の可動域以上を求めないということです。
ここを無理すると、必ず膝を痛めることになります。
バレエの先生も、ぜひその辺を理解して、指導していただければと思います。