名古屋市千種区本山の整体・マッサージのテソラ治療院です。
今回は【五十肩】についてです。
『肩の痛みは減ってきたけど、腕全体に痛みやだるさを感じる』といった症状について解説します。
五十肩の特徴は、肩の痛みと動きの制限です。
痛みの程度は人によって違いますが、動かすとズキズキ痛かったり、動かしづらかったりします。
重度の方は、夜中寝ている時に、痛みで目を覚ますこともあります。
この痛みは、肩関節の炎症が影響しています。
そのため、炎症が治まってくれば痛みも減ってきます。
しかし、五十肩の症状のなかには、炎症が治まってもいつまでも痛みが続く方がいます。
それは、関節の炎症とは別に、神経痛の症状が出ているためです。
神経痛と言われてもイメージしづらいかもしれません。
具体的な症状としては、腕全体にズーンとした鈍い痛みが出たり、二の腕や肘から手首にかけてピリピリした痛みが出たりと様々です。
首から指先につながる神経のどこかに、痛みが出てきます。
これは、胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)といいます。
原因となるポイントは、3つあります。
①首の前の筋肉(斜角筋)の硬さ
②胸の筋肉(小胸筋)の硬さ
③鎖骨の動きの悪さ
もう少し詳しく解説してます。
神経は首(頸椎)から出発します。
首から胸を通り、枝分かれしながら腕に続きます。
神経は、首から指先に向かう途中で、筋肉や骨の間を通り抜けることになります。
それが①斜角筋であり、②小胸筋であり、③鎖骨です(イラストの水色部分は小胸筋です。)
これらの筋肉がカチカチに硬くなったり、鎖骨の動きが悪くなることで、神経痛のトラブルが出てきます。
症状としては、腕全体にズーンとした鈍い痛みが出たり、肘から手首にかけての痛みが出たりといろいろです。
痛みや症状を改善するためには、トラブルの原因が①②③のどこにあるのかを把握することが大切です。
これは、自分ではなかなか判断が難しいです。
一度、信頼できる治療院で施術を受け、アドバイスをもらいましょう。
肩の炎症は治まってきて、肩関節の痛みは減ってきたのに、腕の痛みがなかなか無くならないという方。
今回説明した神経のトラブルが影響している可能性があります。
ぜひ、当院にご連絡ください。