手首の痛みのひとつ、【尺骨突き上げ症候群】について解説いたします。
尺骨突き上げ症候群とは
肘から手首にかけては、橈骨と尺骨という二本の骨で構成されています。
親指側にあるのが橈骨(とうこつ)
小指側にあるのが尺骨(しゃっこつ)
その尺骨が橈骨よりも長いことでおこる手首の痛みです。
手首を曲げた時なんかに、手の甲の骨と尺骨がぶつかるので、痛みが出てしまいます。
生まれつきの人もいれば、手首を使いすぎることによって徐々にそうなることもあるようです。
治療方法は
あまりにひどい場合は、手術も検討することになります。
でも、『手術するほどじゃないね』とお医者さんに言われることも多いですね。
その場合、サポーターやテーピングで固定することがあります。
でも、それでは痛みはなくなりません。(>_<)
そういう方は、ぜひ参考にしてみてください。
改善するポイント
手のひらの向き
立った姿勢で、手のひらがどっちを向いていますか。
この時、手の甲が前を向いていたら、それは大問題!!
本来は、写真の右手のようになるところですが、腕の筋肉(特に肘まわり)が硬くなっているために、左手のようになってしまいます。
その状態で、手を着いたりすると、手首の痛みが出やすくなります。
自然に立った時に、右手の状態になるように、施術していきます。
肩甲骨のまわりの筋肉の硬さ
肩甲骨のまわりには、たくさんの筋肉がくっついています。
そのいづれかの筋肉が硬くなり、筋肉の柔軟性が失われることも、手首の痛みにつながります。
ここを正常にすることは、手首の痛みにとって、重要なポイントです。
手の骨が硬い
手もたくさんの骨で構成されています。
そのなでも、手根骨といわれるサイコロみたいな形の骨たちが関連します。
これらの骨も、手を着いた時には、しなるように動く必要があります。
それが硬くなり、動かないことで痛みにつながります。
その動きを改善することで、手首の負担が和らぎます。
これらのポイントを一つ一つ改善することで、痛みが軽減していきます。
まとめ
尺骨突き上げ症候群と診断されても、あきらめないでください。
サポーターで固定するだけよりも、きちんとケアしてあげることが必要です。
なかなか痛みがとれないという方、一度ご連絡ください。