ゴルフスイングのイップスが改善

症例・症状ブログ

名古屋市千種区本山のテソラ治療院です。

今回はゴルフのイップスが改善した症例について。

 

イップスとは、

スポーツの場で、心理的な理由で思うように身体が動かず、突如自分の思い通りの動きができなくなり、動作に支障が出る運動障害です。

 

 

野球や、ゴルフなどに特に多くみられます。

野球ではボールを投げる動作で、ゴルフではスイングの時ですね。

パターの時がダメということも。

 

ある時、患者さんから相談されました。

『イップスって治らないのかな?』と。

 

この方は、以前はゴルフをかなり熱心にやっていたのですが、数年前からイップスに

構えてからトップまでは自然な動きができるのですが、そこから身体が動かくなくなります。

いくら振り下ろそうとしても、腕が下りてきません。

まわりから見たら、何で?と思うような状態ですが、ご本人は必死です。

 

イップスになったきっかけをお聞きすると、ゴルフの大会に出るようになり、熱心に練習していた時でした。

練習の際に、シャンクする(ボールが横に飛んでしまう)ようになって、試合でもそれが出たら嫌だな…と思うようになったのが、はじまりだったそうです。

 

ご自宅で、素振りをする分には問題なくできるのに、実際にボールを打つ練習や試合では、身体が動かなくなってしまうということでした。

 

 

 

プレッシャーや緊張などの感情が過剰になった時や、過去の失敗がトラウマとなって、またそれと同じようなことがあったらどうしよう…と不安や緊張が強くなった時などに、身体が過剰に反応してしまい、症状として現れてしまいます。

症状は、動悸、多汗、頭痛、呼吸が浅いなど、人それぞれ違います。

 

西洋医学的には、イップスの他、パニック障害、不安神経症、自律神経失調症といった診断をされることが多いでしょうか。

 

この方も、色々ネットで調べて、できることをやってみたけど、全然だめだったそうです。

 

以前、当院のアラテックセラピーを受けていただき、イップスを改善された方がいます。

それをとお伝えすると、『ダメもとで、変わったらラッキー』ぐらいに思ってご予約してくださいました。

 

アラテックセラピー独自の施術で自律神経を調整します。

施術は3回ほどで終了しました。

 

施術後、数日で効果が出る人もいれば、数週間かけて変化が出る方もいます。

症状の種類や、症状の深さによって違ってきます。

 

この方は、打つことを想像するだけでもイヤな感じがしていました。

施術後数日たって、何度か打つところを想像したみたのですが、やっぱりまだ駄目だな…という感じだったそうです。

 

しょうがないので、右で打つのをやめて、左で練習することにしました。

それをお聞きした時に、『今回はダメだったかな…』と感じていました。

 

それからしばらくして、先日、ふと右で試してみました。

 

不安もありましたが、先生も大丈夫って言ってたし、大丈夫だろう…と前向きに思えたそうで。

そしたら、イップスを発症せず、ナイスショットが出たようです!!

ご本人からは、アラテックセラピーのおかげだと大変喜んでいただきました。

本当に良かったです。

 

イップスという症例は、正直あまり多くはありませんが、もしも悩んでいる方がいましたら、この方のように、数回だけ試してみようかなという感じで来ていただけたらと思います。

 

電車のような狭い空間がダメ(閉所恐怖症)