寝返りについて考えてみます。
人によっては、寝てから朝までほとんど動かないという方もいるかもしれませんね。
一見、行儀が良いようにも思えますが、これは決していいことではないんですよ。
というのも、寝返りという現象によって、人はカラダの機能のバランスをとっているからです。
具体的にいうと、寝返りには2つの意味があります。
1つ目は、血液循環を促すため。
同じ姿勢でずっといると、同じ場所に一定の圧力が加わります。そうすると、血液が一定の場所に滞留しやすくなります。
それが、寝返りをうつことで、血液の滞留が解消されます。
2つ目は、体温調節のため。
夏などは、特に暑さから身を守るため、布団を蹴飛ばしたり、ヒンヤリした場所を求めて動くことが多くなります。
ここで注目してほしいのが、1つ目の血液循環の問題です。
寝具の影響(マットレスがくたびれている or 柔らかすぎる)や、子供が一緒に寝ているなどの理由で、寝返りが少なくなると、血液の循環が悪くなります。
そうすると、筋肉が強張ってきて、朝起きた時にカラダが固まってしまいます。
『朝起きると腰が痛い』という方の大半に当てはまるように思います。
寝具や、寝方、一度見直してみてください。