高校野球のシーズンですね。
愛知県でも、甲子園に向けての県予選が始まっています。
今回は、治療院に来てくれている高校生を例に、投球動作について考えていきます。
彼は、野球の強豪校に、今年入学した一年生で、新チームでピッチャーとして活躍できるように、今は全力で練習中です。
そんな彼の悩みは、ボールがシュートすること。
(ストレートを投げたいのに、勝手に変化してしまうこと。)
3球に1球はそうなってしまうそうです・・・。
中学の頃からの癖のようですが、どうやって直せばいいのかわからずにいました。
こういう場合、上半身の開きが早いとか、指にボールがうまくかからないとか、いくつか原因が考えられます。
彼の場合は、指の使い方が一番の問題でした。
通常、人差し指と中指、そして親指の3本でボールを挟みます。
彼の場合、投げる時に親指にグッと力を入れてしまうのです。
(人差し指、中指にうまくボールがかからないため、その分親指でコントロールしているようでした。)
そこで、まずは、キャッチボールのときに、人差し指、中指を意識して投げるようにアドバイスしました。
それから2週間ほどして来院した彼に、その後の調子を聞いてみると、『ピッチングでも、もうシュートしなくなった』というのです。
これには、ビックリしました(@_@;)
中学生のころからの癖なので、頭で分かっても、そう簡単には直らないだろうと思っていましたから・・・。
お母さんに伺ったら、小さい頃から、言われたことは、割と何でもすぐできるんだとか。
うらやましいですね(^_^;)
今回は指先の使い方・意識の仕方で、改善できました。
ですが、股関節の動きを良くしたり、重心の移動をスムーズにするなど、下半身がポイントになるケースも多いですね。
僕自身、高校まで野球をやっていたこともあり、ついつい熱が入ってしまいます。
それにしても、彼はこれからますます楽しみです!!