ほとんどの乗り物がダメ 重度の乗り物酔い

2025年1月12日 症例・症状, ブログ

\ この記事の内容 /

名古屋市千種区・本山 テソラ治療院です。

今回ご紹介するのは、小学5年生の女の子の症例です。

 

薬も飲めないほどの重度の乗り物酔い

乗り物酔いの程度はかなり重く、車・バス・電車・飛行機とほぼすべての乗り物で症状が出ます。
乗車から数分で気持ち悪くなり、そのまま嘔吐。
吐いた後も回復せず、ずっと気持ち悪いままという状態でした。

酔い止め薬も試しましたが、薬を飲むこと自体で気持ち悪くなってしまうため、使えない状況でした。

来院のきっかけは、学校行事。
中津川での野外合宿が近づいており、バスで1時間以上の山道を移動する予定がありました。
「せめて行事までに少しでも改善したい」というご希望での来院でした。

 

なぜ乗り物酔いが起こるのか

乗り物酔いは、耳の奥にある三半規管(平衡感覚を担う器官)からの情報と、目から入る視覚情報のズレによって脳が混乱し、吐き気・嘔吐・冷や汗などが起こる状態です。

繰り返し症状が出ている方の場合、さらに別の要因が加わっていることがあります。
脳が「揺れ=危険」と誤って記憶し、乗り物に乗るたびに自動的に防御反応を起動させてしまう状態です。
この女の子のように、薬を飲んだだけで気持ち悪くなるのも、こうした神経系の過敏な反応のあらわれと考えられます。

 

アラテックセラピーとはどんな施術か

当院では「アラテックセラピー」という施術を行っています。
アメリカの鍼灸師によって開発された施術法で、体が”危険と誤認識しているもの”を再学習させることを目的としています。

痛みはなく、服を着たまま受けられる施術です。

刺激が非常に穏やかなため、お子さまでも安心して受けていただけます

施術は通常数回かけて行い、回数を重ねるごとに症状が和らいでいくイメージです。
施術後は無理のない範囲で乗り物に乗ってもらい、その変化を次回の施術に活かしていきます。

 

施術の経過

2回目の施術後、家族旅行で車に乗りました。
本人も改善を実感できたとのことで、以前のつらさを10とすると4に。
ただ、この日もまだ嘔吐があり——それでも10が4になったというのは、確かな変化です。

3回目の施術後、片道約30分のバスに乗って試してみました。
行きは30分乗り続けても吐かずに到着。
帰りは車内でパンフレットを読んでいて少し気持ち悪くなりましたが、下を向いて読み物をすれば酔いやすい方も多く、それでも嘔吐なしで乗り切りました。

お母さまが「酔うからやめたら」と声をかけても、本人は「大丈夫」と言って聞かなかったそうです。
症状が落ち着いてきた分、気持ちにも余裕が生まれてきた証拠だと思います。
この時点で症状スケールは 10→1 になりました。

4回目の施術では、乗り物酔いに効果のあるツボもお伝えし、前日の睡眠不足にも注意するよう伝えました。
合宿本番に向け、できることはすべてやり切った状態で送り出しました。

 

合宿当日の結果

施術後、お母さまからご報告をいただきました。

「中津川まで、往復とも嘔吐することなく、元気に帰ってきました。帰りのバスでは少し気分が悪くなりましたが、降りてからの回復が今までよりずっと早かったです。その後、車で1時間半ほど乗りましたが、以前は袋を持って乗っていたのに、今回は普通に乗れました。」

山道を含む長時間のバス移動を、嘔吐なしで乗り越えられた。
これは、この女の子にとって大きな成功体験になったと思います。
帰りにまだ少し症状が残っていますが、成功体験が積み重なるにつれて、だんだん気にならなくなっていくケースが多いです。

 

担当者より

旅行のたびに吐いてしまうのはつらいことです。
それが学校行事で、お友達の前での出来事であれば、なおさら心に負担が残ります。

症状の重さや反応する刺激の種類によって必要な施術回数は異なりますが、多くの方が改善を実感されています。乗り物酔いでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

▶ 乗り物酔いでお悩みの方は → アレルギー・過敏症治療(アラテックセラピー)のコースへ

▶ 乗り物酔いの詳細は→乗り物酔いの症状ページへ

電話・LINE予約バナー