名古屋市千種区本山のテソラ治療院です。
今回は、【ゴルフのスイングが原因の首の痛み】についてです。
ゴルフに限らず、スポーツで上達しようと思うと、反復練習が大切になります。
しかし、この反復練習こそがケガや痛みの原因となります。
実際の症例とあわせて解説します。
先日来院された60代・男性。
体のメンテナンスを兼ねて、ひと月に一度くらいのペースで来院していただいています。
この時はめずらしく、『右の首がつっぱる』という訴えがありました。
普段は肩こりなどもない方です。
右を向こうと首を回すと、違和感が出ます。
この時は、強い痛みはありませんでした。
ご本人は、原因のようなものは思い当たらないということでした。
肩甲骨の動きと肋骨の動きを改善すると、首の違和感はなくなり、スムーズに動くようになりました。
それから一ヶ月ほどして、再び来院されました。
すると、右の首の状態が悪くなっていました。
前回は違和感程度だったのが、強い痛みになっていました。
右を向こうにも、首が痛くて回りません。
これは、明らかに生活の中に原因がありそうです。
この方は、ゴルフを熱心にやっています。
もしかしてと思い、『最近、ゴルフのスイングの時に、右手を意識していますか?』と聞いてみました。
すると、『わかりますか?コーチに右の手首をもっと使うように指導されています』と。
これが原因です。
スイングのフォームを改善するときには、はじめのうちはどうしても余計な力みが出てしまいます。
さらに、体に覚え込ませるには繰り返しの反復練習が必要になります。
これを繰り返しているうちに、右の肩甲骨や肋骨の周辺の筋肉がカチカチに固まってきます。
その結果、首の動きにまで影響が出ます。
右の手首を意識するようになって、ゴルフ自体の調子はいいみたいです。
ですから、スイングが間違っているわけではありません。
しかし、力みがとれたスイングになるまでは、練習後のセルフケアがとても大切になってきます。
最適なセルフケアの方法は、その方によって異なります。
現在、痛みや不調でお困りの方は、せひご予約ください。
施術と合わせて、お身体にあったケアの方法をお伝えさせていただきます。