名古屋市千種区本山のテソラ治療院です。
今回は、変形性膝関節症で、人工関節置換術をした方に向けての内容です。
人工関節の手術をしたことで、『床から立ち上がることができない』というお悩みを聞くことがあります。
・床に座り込んでしまったら、誰かに手伝ってもらわないと立てない
・もし、転んだら立ち上がれないから、出かけるのが億劫だ
などです。
手術後に床から立ち上がれない原因は、二つあります。
床から立ち上がれない原因
手術痕が痛い
一つ目は、膝の手術痕が痛いというケース。
手術後、一ヶ月ほどは炎症が治まらないために、膝に熱感を伴う痛みが出たりします。
それも徐々に落ち着いてきますが、それでも傷口(手術痕)に体重がかかると痛いという方もいらっしゃいます。
膝が曲がらない
二つ目は、膝が曲がらないからというケース。
人工関節置換術では、膝の関節の曲がりに制限が出ます。
手術前より曲がらなくなったとショックを受ける方も少なくありません。
この膝の曲がりが浅いと、立ち上がる時に、膝をつく動作がうまくできなくなります。
膝をつかずに立ち上がる方法
先ほどの二つの原因があっても、立てる方法があります。
膝をつかずに立つには、コツがあります。
ぜひ、一緒にやってみてください。
まずは壁を使って練習しましょう。
足が滑らないように、壁を利用します。
①足の裏を壁に付けて座ります。
軽く膝が曲がるくらい、壁に近づきましょう。
②身体を捻り、両手を着きます。
③腕の力と、壁を押す足の力を使って起き上がります。
グッと力を入れる必要があるので、体重の重い方や体力が弱っている方は、少し大変かもしれません。
ですが、これもリハビリの一環だと思って、何度も練習してみてください。
これが難なくできるようになれば、今度は壁がないところでチャレンジしてみてください。
ポイントは足が滑らないことです。
滑りやすい床は避ける
靴下を脱ぐ
滑り止めの靴を利用する
など、自分にあった工夫をしてみてください。
また、膝関節の手術後に、熱感・むくみ・つっぱりがなかなかとれないという方は、下記のブログを参考にしてみてください。
この場合、皮膚の癒着が原因のことがあります。
こういった症状の方も、当院の施術で改善が可能です。
一度、ご連絡ください。