ベンチプレスで背中が痛くなる原因

2024年1月11日 症例・症状, ブログ

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名古屋市千種区本山の整体・マッサージ、テソラ治療院です。

「背中が痛い」という訴えで来院される方の中に、意外な原因が隠れていることがあります。
今回は、筋トレのベンチプレスが背中の痛みを引き起こすメカニズムについて、実際の症例をもとにお伝えします。

 

症例:20代男性・週5のベンチプレスで背中を痛めた

数ヶ月前からダイエット目的で筋トレを始めた20代の男性が来院されました。

知識がないままとりあえずベンチプレスを開始。
体重も落ち、胸や腕に筋肉がついてきてモチベーションが上がっていた矢先、背中に痛みが出始めました
痛みをこらえて続けていたものの、だんだん悪化し、やむなくトレーニングを中断。
そうして当院を受診されました。

問診で詳しく伺うと、週5日、ベンチプレスのみを続けていたことがわかりました。

 

なぜ痛みが出たのか?2つの問題

① 休息をとっていなかった

トレーニング・栄養・休息は三位一体です。
どれが欠けてもいけません。
休まずトレーニングを続けると、筋肉はどんどん凝り固まっていきます。

② 同じ筋肉ばかり鍛えていた

ベンチプレスは胸や腕の「前側の筋肉」を鍛える種目です。
前側ばかりを鍛え続けると、大胸筋・前鋸筋が過剰に強くなり、肩が内側に巻き込まれ、肩甲骨が外に開いた姿勢になります。

筋肉の発達にアンバランスが生じると、ケガや痛みに直結します。

 

「前を鍛えているのに、なぜ背中が痛い?」

ここが多くの方が不思議に思うポイントです。

私たちが動くとき、筋肉は縮む筋肉と伸びる筋肉がペアで働いています

たとえば肘を曲げるとき——

これと同じように、肩甲骨が外に開いた状態では——

そして体の特徴として、痛みが出ることが多いのは縮んでいる筋肉ではなく、引き伸ばされている筋肉の側です。

今回の背中の痛みの正体は、引き伸ばされ続けた菱形筋の緊張でした。

 

施術のポイント:ほぐすべきは「前鋸筋」

痛みのある背中(菱形筋)ではなく、原因となっている前鋸筋を丁寧にほぐすことが鍵です。

この方も施術後、背中の痛みはしっかり改善されました。

「まさかベンチプレスが原因だったとは…」と驚いておられましたが、実はよくあるケースです。

再発させないための2つのポイント

しっかり休息をとる(ただし寝るだけでなく、ストレッチやセルフケアも忘れずに)

バランスよく全身を鍛える(前側を鍛えたら、背中も鍛える)

背中の痛みでお困りの方、筋トレと並行してケアもしていきましょう。お気軽にご相談ください。

 

▶背中の痛みについては→【背中の痛み】の症状ページへ

 

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