今回は、バスケットボールをしている高校生の症例です。
何回か捻挫を繰り返しているようですが、一週間前に再びの捻挫です。
来院して来られた時点では、足首がパンパンに腫れており、触ると熱をもっている状態でした。
炎症を起こしており、足首を動かすと、痛みを訴えます。
話を聞くと、一ヶ月後に高校生活最後の大会が始まるのだそうです。
なんとか大会に間に合うようにしなければいけません!
炎症を抑えるため、まずはアイシングで、患部を徹底的に冷やします。
その後、足首の負担を減らすように、調整とテーピングをして、この日は終了です。
アイシングは、家でもやっていただくようにお伝えしました。
一週間後の来院では、腫れや熱感も無くなり、炎症が引いていました。
痛みも半分くらいになっていました。
まさに、アイシング効果です。
この日は、硬さの見られる足首の筋肉(短腓骨筋・前脛骨筋・後脛骨筋)の緊張を和らげるように施術しました。
すると、施術後は、痛みがなくなりました。
ジャンプをしても大丈夫です。
大会の2日前、メンテナンスのために来院。
前回施術した足首の筋肉に硬さが出てたので、しっかりほぐしておきました。
後日、親御さんに伺うと、試合は全力でできたということでした。
残念ながら、勝ち進むことはできなかったようですが。
捻挫の後には、足首を動かさないように固めて歩くため、筋肉に硬さが出てきます。
炎症が引いても、痛みがなかなか消えない原因は、ここにあります。
放っておくと、膝や腰など、他の部分にも負担がかかるようになりますから、気を付けてくださいね。