名古屋千種区本山の整体・マッサージ テソラ治療院です。
今回は、夜中に急に脚が痛くなるという70代の男性の症例です。
この方は、一日2回ウォーキングに出かけます。
合計すると1万歩以上は歩いていました。
その習慣は、もう10年以上続いています。
3~4年ほど前から、左の太ももに軽い痛みやだるさを感じるようになりました。
日常に問題のない程度だったので、ウォーキングの習慣はそのままに。
むしろ、鍛えた方がいいと思って、頑張って歩いていました。
しかし、最近になって、夜中に脚が痛くなって目が覚めることが増えてきました。
正確な痛みの場所はわからないようですが、お尻から太ももにかけて、何とも言えない痛みが出るようです。
20分ほどやり過ごせば、その痛みは無くなり、また眠れます。
これが、週に2~3回。
夜中でないと、その強い痛みは出ません。
来院された時も、特にそういった症状はありませんでした。
多少の脚のだるさはありましたが。
最初の頃は、坐骨神経痛を疑い、それを改善するように施術しました。
施術後は、脚のだるさもなくなりました。
しかし、その方針で施術を2回、3回と繰り返しましたが、夜中の痛みは一向に減りませんでした。
つまり、このやり方ではダメということ。
4回目の施術の際、会話の中で、『痛くなる時は、決まって仰向けの時だ』というヒントをいただきました。
これかも!!
仰向けで寝るときの負担を減らせば、痛みが減るかもしれません。
そこで、骨盤の内側についている腸骨筋の負担を減らすように施術をしました。
(腸骨筋とは、腸腰筋の一部の筋肉です。)
すると、5回目の来院時、『夜中の痛み、1回はあったけど、程度も軽かったよ!』とうれしいご報告。
6回目の来院時、『一回も痛みがなかったよ!!』さらにうれしいご報告。
ようやく、改善の兆しが見えてきました。
今までは、週に1度のペースで来院されていましたが、今後は少し間隔をあけながら施術していこうと思います。
今回は、問診の大事さを改めて感じました。
このように、1~2回の施術で改善できないこともあります。
でも、必死に考えてたり試行錯誤しながら、少しでも改善できるように施術させていただきます。