産後、今までになかった痛みが出てくることがあります。
今回は、その一つ、背中の痛みについて。
先日来院された方は、産後数か月したら、背中に痛みを感じるようになりました。
特に、おむつを替えたり、抱っこしていると痛みを感じることが多いようです。
こういうことってありますよね。
で、時々マッサージに行ってほぐしてもらっているようです。
でも、この背中の痛み、原因はそこじゃないことって多いんです。
だから、その場所をほぐしても、またすぐ凝ってきたり、痛みが出たり・・・。
じゃあ、どこなの?って話ですが、ポイントは【脇や胸の筋肉】です。
これらの筋肉が硬くなることが、背中の痛みに影響してるんです!
え?ウソでしょ?
って声が聞こえてきそうなので、試してみましょう。
①指をを写真のように少し曲げて、脇に当てます。
②指は立てたまま、体温計を挟むように、反対の腕で手をおさえます。
③イターっと感じたら、そのままキープ。
そして、しばらくキープしていると、痛みがなくなってくると思います。
これが【ほぐれた】ってことです。
この脇が痛いのは『前鋸筋』っていう筋肉が硬くなっているからです。
ちょうど青くなっているところです。
骨を押しているから痛いわけじゃないですよ。
いつも抱っこで、赤ちゃんを抱えている側の『前鋸筋』は硬くなりやすいので、先ほど押してみて痛いのも普段よく抱っこをしている側の脇ではないでしょうか。
先ほどほぐした『前鋸筋』以外にも、いくつかの筋肉が関係してきます。
それを丁寧に、しっかりほぐしていけば、背中の痛みも和らぎます。
いくつもやるのは大変だけど、まずは脇です。
試してみてください。
ちなみに、この脇の筋肉は、呼吸にもとっても関係します。
深い呼吸ができない、呼吸が浅いと感じている方にもポイントとなる場所です。
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