今回は、右膝に痛みを感じるという男性のケースです。
数日前から、鋭い痛みを感じるようになったようです。
(思い当たる原因は、特にないということです。)
歩いていて、急に激痛がはしる時もあるようですが、常に痛いわけではないようでした。
だから、自分でも、どこが痛いか正確にはわからないとのこと。
あとは、運転中にも、右膝の重だるさを感じるようです。
問診の後、関節の動きを確認します。
膝や股関節などの可動域を確認しても、それほど目立った制限はありませんでした。
そこで、筋肉のこわばりを確認しながら、指圧をしていきました。
右側の太ももの後ろ(ハムストリングス)には、他と比べ、筋肉が硬くなっていました。
しかし、これだけで、激痛が出るとは考えづらいため、もう一度確認作業です。
すると、膝下にある関節(上脛腓関節)に問題がありました。
その場所を軽く押してみる と、歩いていて出るのと同じ痛みを訴えました。
これで、痛みの場所と、原因がわかりました。
そこで、この関節にかかる負担を減らすように施術しました。
その後、もう一度、先ほどの関節を押してみましたが、痛みは消えていました。
この日は、これで施術終了です。
3週間後、再び来院していただきました。
その後、膝の鋭い痛みは、出ていないということでした。
ただ、運転中は、少し膝に重だるさを感じる時があるようでした。
確認すると、膝下の関節は正常ででした。
そこで、筋肉のこわばりが出ている、右側を中心に指圧を行いました。
その後も、身体のメンテナンスのため、定期的にご来院頂いていますが、膝に痛みや重だるさは出ていません。