物を持ったり、手首を捩じったりすると、手首に痛みが出ることってありますよね。
腱鞘炎なんかも、同じような症状ですね。
こういう場合、腕の使い過ぎなどが原因のことが多いのですが、今回は、それとは違うケースについて。
実は、ここ数回施術している方のケースですが、『お風呂でお湯をすくおうとしたら痛い』ということでした。
実際、確認のため手首を捻ってもらうと同様の痛みが出ました。
ですから、腕の筋肉が硬くなっていることが原因だと思い、肘から手首にかけての筋肉をほぐしました。
すると、手首を捻っても痛くありません。
しかし、2日ほどでまた痛みが出てきたようでした。
そこで、2回目はより入念にほぐしました。
でも、また数日で痛みが・・・。
そこで、指圧ではなく、オイルを使いこれまた入念にマッサージ。
これまた数日で同様の症状が。
う~ん・・・。
普段、指や手を酷使することもないようなので、これは他に原因がありそうです。
そこで、もう一度確認作業です。
するとあることに気づきました。
肘を伸ばした状態では、手首を捻っても痛みは出ません。
しかし、肘を曲げた状態(特に少し肘を浮かせた状態)で手首を捻ると痛みが出ます。
!!!
ということは、手首の問題ではない!!
(もし、手首自体が悪いのであれば、肘を曲げようが伸ばそうが、痛みは出るはずですから)
そこで肩甲骨についている筋肉(インナーマッスル)をほぐすと、手首の痛みが少なくなりました。
さらに、背骨(胸椎4番)の歪みを調整すると、痛みは完全に無くなりました。
ご本人も、今までで一番楽ということでした。
それから一週間後。
少し症状は出ましたが、以前のようではありませんでした。
このように、手首の痛みにも肩が関係しています。
同様の症状でお困りの方は、ぜひご連絡ください。