妊婦さんの腰痛と恥骨の痛み 整体

症例・症状ブログ

名古屋市本山の整体・マッサージ テソラ治療院です。

 

妊娠してお腹が大きくなってくると、今までなかった身体のトラブルが出てきます。

その代表的なものは腰痛ですね。

 

先日来院された方は、妊娠8ヶ月の方でした。

2ヶ月ほど前から腰痛が出るようになりました。

正確には、お尻の奥の方に痛みを感じます。

それまで、腰痛になったことがなかったから、余計につらく感じますよね。

 

そして、2週間ほど前からは、恥骨に痛みが出るようになりました。

恥骨の痛みは、日中ずっとあるようで、骨盤ベルトなどを試してみたけど効果はなかったようです。

 

詳しくお話を伺っていると、

✓お風呂に入った後は、痛みがないような気がする

✓お出かけをして、少し歩いている方が痛みが少ない(歩きすぎると痛みが強くなる)

✓最近は、家でソファーに座っていることが多い

などが分かりました。

 

『こうすると痛みが強くなる』とか、『こうすると痛みが弱くなる』ということがわかると、痛みの原因や治療のポイントがつかめます。

 

この方の場合は、座っている時の姿勢に原因がありました。

 

ソファーに座ると、どうしても腰が丸くなる姿勢になります。

おなかが大きくなってきているので、ついついそういう姿勢になりがちです。

でも、これが身体に負担をかけていました。

 

なぜ、腰が丸くなると恥骨が痛くなるの?と思いますよね。

 

腰が丸くなるということは、骨盤は後ろに倒れることになります。

専門的にいうと、骨盤の後傾です。

 

この状態は、お尻の奥の筋肉や靭帯に負担をかけます。

負担のかかった筋肉や靭帯は、柔軟性を失い痛みを出すようになります。

これが2ヶ月前から感じていた腰痛の正体です。

 

そして、これらの筋肉や靭帯は骨盤にくっ付いています。

柔軟性を失った筋肉が、骨盤のトラブルを引き起こします。

それが、恥骨の痛みにつながりました。

 

施術の前は、靴下を履くような動作で、恥骨に痛みがありました。

それが、施術後は痛みがすっかりなくなっていました。

 

出産までの間、もう少しお腹も大きくなります。

当然、身体への負担もかかってきます。

 

無事出産できるよう、それまで身体のケアをさせていただきます。

もちろん、産後のケアもお任せください。

 

妊娠中の腰痛 マッサージで改善