今回は、自転車で転倒した後から、左膝に痛みが出ているという方の症例です。
転倒したのは5ヶ月ほど前で、その頃よりは、痛みは和らいでいます。
常に痛いわけではなく、日常のふとした時に痛みを感じるのだそうです。
特に、写真のような脚の組み方をすると、膝裏に痛みが出ます。
まずは、膝を含め、身体の状態を確認します。
診たところ、膝の腫れなどはありません。
膝の曲げ伸ばしや、膝を捻るような動きでも痛みはありません。
ですから、膝の関節自体の炎症はないと判断します。
触診すると、『お尻の筋肉』と『太ももの後ろの筋肉』のこわばりが目立ちます。
その部分を中心に指圧をすると、膝の痛みが半分ほどに和らぎました。
その後、足首の動きに関係する関節(上脛ヒ関節)を調整すると、さらに楽になりました。
この日は、これで施術終了です。
それから、5日後の来院です。
あれから、日常のふとした時の痛みは出ていません。
脚を組むようにすると、まだ少し痛みがありますが、前回ほどではありません。
そこで今回も、前回に引き続きの施術です。
施術後は、前回よりもスッキリしていただけたようです。
今回のケースでは、転倒後に膝をかばっていたため、股関節・膝関節周囲の筋肉にこわばりが出ていました。
そのこわばりが出なくなれば、膝の痛みも無くなるはずです。
もう少し、経過をみていきます。
補足
3回目の来院時には、痛みがなくなっていました。
その後は、メンテナンスとして、月2回のペースでケアさせていただいています。