ジョギングを始めたら足に痛み  (名東区 30代 男性)

症例・症状足の痛み下半身

 

今回の症例は、足の痛みがある方のケースです。

 

 

 

少し前から、ジョギングを始められた そうなのですが、最近、足が痛くなってきたのだそうです。

 

 

 

 

 

痛みの場所を確認すると、左足の内くるぶしと土踏まずの間あたりでした。(正確には舟状骨という骨の下側

 

 

 

動作の確認と、触診で、『後脛骨筋』に強いストレスがかかっているのがわかりました。

 

 

そのため、後脛骨筋の腱の部分に痛みが出ていたのです。

 

 

 

 

 

お話を伺っていると、走り方に原因を見つけることができました。

 

 

 

最近は、ランニングに関する本もたくさん出ており、足の使い方に関して、いくつかの方法が書かれています。

 

 

その中に、踵から接地するのではなく、足の裏全体、もしくは前足部で接地することをススメる内容の本を見かけます。

 

 

  

この方も、この走り方を実践されたようでした。

 

 

 

 

 

この走り方自体は、間違っているわけではありません。

 

 

 

踵での接地は、ブレーキとして働くため、スピードが出ません。(つまり、ロスがあるわけです。)

 

 

それに対し、前足部(足全体)での接地は、重心も前方にくるため、ロスが少ない走り方になります。

 

 

 

 

 

しかし、この走り方がすべての方に向いているわけではありません。

 

 

 

足首の硬さ、普段の姿勢、股関節の柔軟性・・・・。

 

 

 

これらによって、走り方にも向き不向き、個人差があります。

 

 

 

 

 

健康のために走る場合、まず優先すべきは、ケガなく走れることです

 

 

 

 

この方には、足の使い方を含めて、負担の少ない走り方をアドバイスさせていただきました。