今回も野球少年の股関節の痛みについて。
股関節が痛くなり、さらに水がたまった原因について考えます。
お父さんと本人の話をまとめると、
『トレーニングで股関節まわりをかなり酷使した。』
(四つん這いになって、股関節を動かしたりするらしい)
『その後から痛みを感じた』
『まじめな性格で、サボることをしない。
まわりの子は、適度に抜きながらやっている』
ということでした。
あきらかに、その無理なトレーニングが影響してますね・・・。
では、なぜ左の股関節にだけ痛みが出たのか。
この子に限って言えば、左の足首の硬さと、左の仙腸関節(骨盤にある関節)の硬さが影響しています。
まず、左の足首は、以前痛めたことがあるようで、今も可動域に制限があります。(左右差がある)
そして、左の仙腸関節の負担は、座り方が原因してそうです。
しょっちゅう、右脚を上にして脚を組むようです。
こういう場合、仙腸関節周囲の靭帯に負担がかかり、結果として仙腸関節の可動域が失われます。
この股関節を挟む2つの関節が正常に機能しないことが、股関節に過度の負担を与えることになったのだと思います。
あと、トレーニングの方法も、今の彼には良くなかったですね。
手足が地面についた状態では、足首の硬さなどが股関節にもろ影響しますから。
座り方はだいぶ気を付けてくれているようです。
足首については、地道なストレッチが大切です!
これは、お父さんと一緒にやってくれているようです。
この2つが改善されれば、再発の予防になると思います!
ガンバレー!!