前回書いたように、大学時代はアメフト部に在籍していたことがある私。
ケガをきっかけに辞めたのですが、今日はその時のケガについて。
アメリカンフットボールをご存じない方もいるかと思いますので、簡単にご説明しますね。
ざっくりいうと、筋肉ムキムキの男たちが、ヘルメットやプロテクターといわれる防具を着けてた状態で、ぶつかり合ってボールを奪い合うスポーツなんです。
(もちろん、作戦なども緻密で頭を使うスポーツですが、そこは割愛)
頭から突っ込むことが多いので、首の筋肉はよく鍛えなければいけません。
当時の記憶でも、4年生となると首の太さも半端じゃなかった覚えがあります。
当時一年生だった私は、まだまだ細く、身体もできていない段階でした。本来であれば、もともと身体が小さい分、筋トレをもっと重視して体づくりをするべきだったんだと思います。
(同じ一年生でも、身体の大きな選手もいれば、筋トレをがんばって鍛えている選手もいましたから。)
そんな小さな身体の私が、ごっつい先輩とぶつかるのですから、ケガするリスクはありますよね。
入部して半年。けがをしたのは夏の合宿での練習中でした。
ぶつかり合う練習ですから、ヘルメット越しにも頭や首にへ『ゴン!!』と衝撃がきます。
それが、その時は打ち所が悪かったのでしょう。
最初は脳しんとうかな?と思っていましたが、頭痛とともにだんだんと気持ち悪くなり、なんだか勝手に涙が出てきて・・・。
その後、合宿中は安静に。
寝返りを打つだけでも頭が痛かったのを覚えています。
合宿も終わり、帰ってきてから名大病院へ行きました。
そこで出た診断がたしか『急性硬膜外血腫』。
頭がい骨と硬膜(脳を包む膜)の間に血が溜まるようです。
幸い、出血の量自体が大したことなかったので、大事にはいたりませんでした。
命拾いしました。
めったに起こる症状ではないですし、私の場合、後遺症もありませんでした。
ですが、アメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツに限らず、スノーボードや交通事故など、どこで頭を強くぶつけるかもしれません。
リスクはつきものですから。
万が一そうなったら、必ず病院で受診してくださいね。