『リウマチ性多発筋痛症』という病名があるのをご存じでしょうか?
60歳以上の方にみられる原因不明の病気で、体幹に近い部分の筋肉の痛みやこわばりが主な症状の慢性炎症性の疾患です。
この病気を確定する検査がないため、病院を転々とすることが多いのも特徴です。
以前、この病気の方が治療院来られていたので、詳しくなりました。
その方は、ステロイド治療で症状も落ち着いたと聞いています。
昨年11月、別の方(60代・女性)が『一ヶ月前から微熱が続いていて、それ以来、朝起きたらムチウチのように首が痛い』と来院されました。
『病院をいくつもまわっているが、よくわからない』ということでした。
症状に共通点が多いので、『リウマチ性多発筋痛症』のお話をしました。
すると、ご本人も腑に落ちたようでした。
それから3ヶ月ほど経った先日、嬉しい報告とともに来院してくださいました。
あの後、病院でステロイド治療を行い、すぐに症状は楽になってきたんだそうです。
まだ、少しの炎症反応はありますが、もう少しで正常値になるところまで来ています。
『ここに来て話を聞いたおかげです!!』との言葉に、もっと勉強せねば、と改めて気合いが入りました。
肩こりを揉んで楽にすることだけではいけませんね。
肩こりの奥に潜んでいる病気に注意を払いながら、今日もこれから施術してきます!!