今回は、右の鼠径部から内ももにかけて、ピリピリした痛みが出ているという方の症例です。
この方は、以前から治療院でケアをさせていただいていますが、今回のような症状は初めてです。
忙しかったこともあり、前回の施術からは少し間があいていました。
確認すると、右の股関節周りの筋肉と、太ももの裏の筋肉に強い緊張がありました。
そして、腰椎4番・5番に歪みが出ていました。
今回の症状は、坐骨神経痛の一種だと思われます。
坐骨神経痛は、①腰椎(坐骨神経はここから出ています)に原因がある場合と、②お尻の筋肉(梨状筋)の硬さが原因の場合があります。
今回の場合は、右側の腰や股関節まわりの筋肉のこわばりからからくる、腰椎の歪みが神経痛の原因です。
ですから、施術では、腰椎の歪みを治し、筋肉の硬さをほぐすように行いました。
施術後、ピリピリ感はなくなり、楽になっていただきました。
それから一週間後に来院されましたが、あれからピリピリ感は出ていません。
ですが、ゴルフをすると、右の太ももの裏につっぱりが出るようでした。
確認すると、右の股関節周囲の筋肉と、太ももの裏の筋肉は、まだ硬さがみられます。
腰椎の歪みは、前回ほどではありません。
前回に引き続き、施術を行います。
それから2週間しての来院。
ゴルフをしても、前回のようなつっぱり感はなくなりました。
坐骨神経痛といっても、痛み方や原因は様々です。
お尻が痛くなったり、太ももの後ろから足先までシビレが出たり・・・。
また、原因も今回のケースとは異なり、梨状筋の硬さによって起こる場合もあります。
また、腰椎ヘルニアが原因の場合もあります。
原因に応じて、施術も異なります。
一度、ご相談ください。