湿布を3ヶ月貼り続けても良くならない肘の痛み
名古屋市千種区・本山のテソラ治療院です。
今回は、「湿布を3ヶ月貼り続けても良くならない肘の痛み」 のケースをご紹介します。
患者さまのご様子
40代の女性。
3ヶ月ほど前から肘が痛く、料理中に鍋を持ったり、物を掴む動作のたびに肘に痛みが出るとのことでご来院されました。
きっかけを伺うと、出張の際にキャリーバッグを引いていたところ、段差に引っかかって肘に「ガン!」と強い衝撃が走ったとのこと。
それ以来、痛む場所に湿布を貼り続けていたのですが、3ヶ月経っても痛みが取れないままでした。

「痛みのある場所」と「原因のある場所」は違う
痛みの場所は、肘の外側でした。
ところが実際にチェックしてみると、最も負担がかかっていたのは肘の内側の筋肉と肩のインナーマッスル(回旋筋腱板)でした。
痛みを感じる場所と、痛みを引き起こしている原因の場所——これは必ずしも一致しません。
衝撃をきっかけに肘の内側の筋肉と肩のインナーマッスルに緊張・ダメージが生じ、その影響が外側の痛みとして現れていたと考えられます。
これは、肘の痛みの症状ページでもご説明している「肩・肩甲骨の動きの悪さ」や「前腕の筋肉の硬さ」が複合的に関わっているケースです。
湿布が効かなかった理由
3ヶ月ものあいだ湿布を貼り続けていたにもかかわらず改善しなかったのには、2つの理由があります。
ひとつは、貼る場所がずれていたこと。
痛みの出ている外側に貼っていても、原因となっていたのは内側の筋肉と肩。
患部が違えば、どれだけ貼っても届きません。
もうひとつは、炎症がすでに落ち着いていたこと。
湿布(消炎鎮痛剤)の主な効果は炎症を抑えることです。
受傷直後の急性期には有効ですが、数ヶ月が経過して炎症がない状態では、貼っても効果はほとんど期待できません。
湿布が本来力を発揮するのは、痛めた直後〜1週間前後の、炎症が強い時期です。
痛みが徐々に落ち着いてきたら、炎症も引いてきているサイン。
そのタイミングで湿布を卒業し、根本原因へのアプローチに切り替えることが大切です。
施術の流れと経過
今回は、肘の内側の筋肉(浅指屈筋・円回内筋など)の緊張をゆるめることと、肩のインナーマッスルの動きを整えることを中心に施術を行いました。
この2点にアプローチしただけで、初回から痛みがずいぶん楽になりました。
その後4〜5回施術を重ね、料理や日常動作での痛みは出なくなりました。
「長引く肘の痛み」は、原因が別の場所にあるかもしれません
今回のケースのように、肘の痛みは痛みを感じる場所と、実際に原因のある場所が異なることが少なくありません。
湿布や安静だけでは変わらない場合、それは「治っていない」のではなく、「本当の原因にアクセスできていない」だけかもしれません。
名古屋市千種区・本山のテソラ治療院では、肘だけでなく手首・前腕・肩・肩甲骨・背骨まで含めた全身の連動を確認しながら、痛みの根本にある場所を丁寧に見極めて施術方針を立てていきます。
「肘の痛みがずっと続いている」「湿布を貼っても一向に良くならない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
肘の痛みの施術の詳細は →【肘の痛み 症状ページへ】
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