雨が降る前の日なんかは、身体の調子がすぐれないという声をよく耳にします。
特に、『以前痛めたことのある関節が痛む』という方も多いのではないでしょうか。
では、雨の前に、治ったはずの関節が痛みだすのはなぜでしょう?
それには、 『痛みを感じるセンサー』と『気圧の変化を感じるセンサー』の2つが関係しています。
まず、『痛みを感じるセンサー』から解説しますね。
これは、皮膚の下にあり、からだ中に存在しています。
それが、ケガなどで炎症が長引いたり、神経が傷つくと、その場所のセンサーの数が増えるようになります。
つまり、その分だけ敏感になるということです。
次は、『気圧を感じるセンサー』について。
これは、耳の奥(内耳)に存在します。
ここで気圧の変化を感じると、脳に信号を出し、『痛みを感じるセンサー』を刺激します。
健康な状態であれば、この信号が出ても、痛みを感じることはありません。
しかし、ケガにより、新たにできたセンサーはこれを感じとってしまいます。
ですから、古傷がある人は、シクシクとした痛みを感じ、明日の天気がわかるようになるんです。