生理前の不調にはオイルマッサージがおすすめ

症例・症状ブログ

生理2~10日前から起こる不調は、いわゆるPMS(月経前症候群)と言われます。

 

原因は分かっていないと言われていますが、最近の研究ではエストロゲンプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが崩れることが関係しているのではないかと言われています。

 

 

エストロゲンは、排卵の準備を行うホルモンです。

女性らしい身体を作り、

子宮内膜を厚くし、

自律神経のバランスを調整します。

 

プロゲステロンは、妊娠を助けるホルモンです。

 

 

生理前に増加するホルモンは、この「プロゲステロン」。

 

妊娠に備えて、身体が栄養を蓄えようとするため、食欲も増え、水分の排出も抑えられます。

なので、身体の中に余分な水分がたまって、むくむのです。

 

むくみは全身で起こり、起きる場所によって身体の不調が異なります。

 

下半身で起きれば⇒脚のむくみ

お腹周りで起きれば⇒腰がだるい、下腹部の張り

胸で起きれば⇒胸の張り

頭で起きれば⇒頭痛

 

そして、身体の中に余分な水分が増えるということは、

冷えやすくなります。

 

PMSでお悩みの方は、この時期は徹底的に水分を排出するように心がけください。

 

 

 

食事では、

カリウム(体内の浸透圧調整)やビタミンE(血液やリンパの流れを良くし新陳代謝を活発にする)を多く含む食材を積極的に摂りましょう。

 

カリウムを多く含む食品としては、キュウリ、スイカ、メロンなどのウリ類が有名ですが、

カブやバナナ、アボカド、サツマイモ、海藻類、キノコ類、大豆製品にも多く含まれています。

 

ビタミンEを多く含む食材は、アーモンドや落花生などのナッツ類の他、

ホウレン草、カボチャ、キウイ、イワシ、ウナギなどにも多く含まれています。

 

 

そして、この時期のマッサージは、指圧よりも、オイルマッサージがおすすめです。

指圧よりも、血液、リンパ液の流れが良くなる効果が高いからです。

 

お客様の中にも、通常は指圧・整体で、生理前は深部筋オイルマッサージ、というように、

ご自身の身体の状態にあわせて最適な施術を選択して受けられている方もいます。

 

そのお客様曰く、生理前は本当にオイルマッサージが合うそうです。

 

 

施術にはそれぞれ効果の特性があります。

是非、その時の身体の状態にあった施術を選択して、楽な状態をキープしていただきたいと思います。